トラウマが、消えた日。
「トラウマ」。
ー大きな精神的ショックや恐怖が原因で起きる心の傷。精神的外傷。
自覚のあるトラウマ。
自覚のないトラウマ。
トラウマをトラウマとして認識するのは・・・・今。
ずっと、トラウマだと思っていたことがある。
それは、苦く、苦しく、どうしようもない、自分の失敗。
あの時間に戻って、そっくりそのままカットしてしまいたい。
あの時間に自分がやったことが、今の自分を苦しめてる。
大切な人を、たくさん、たくさん、苦しめてしまった。
そして今も、苦しめてる。
そう思ってた。
わたしは犯罪者だった。
あの時、あの時代、誰かか、通報していたら。
あの時、今みたいなSNSがあったら。
わたしは、犯罪者だった。
かろうじて、前科はつかなかったが、
今でもその爪痕は残っている。
そう思う。
でも。
そのことさえ、
今のわたしを作っている、大きな、大きな一片。
あの時代なくして、今のわたしは存在しない。
大切な人が、教えてくれた。
「あの時のあなたは、間違ってた。
だけど、今思い出すあなたは、優しいあなた。
そしてあの時のわたしは、笑ってるよ」
初めは過去の自分を否定していたけど、
過去の自分を否定することは、
今の自分を否定することにしかならないことに気付いた。
多くのメンターから気付きを得、
起こる全ての事象からメッセージを受け取り、
そして、
過去の自分を抱きしめることにした。
そうしてようやく自分を受容できるようにはなったものの、過去の私が与えた影響が大切な人を苦しめている現実に直面し続けることは、とても辛かった。
それでも、常に「本質」を自分に問い、
一番大切なこと、を大切にすることで、
少しずつ、状況が変化してきたように思う。
長い、長い時間がかかった。
そして、まだまだ渦中だし、
これからも多くの新たな課題に直面するだろうことは、
安易に想像できる。
それが人生というものよね。
わたしがずっと囚われてきたトラウマ。
トラウマをトラウマとして向き合い、
今の自分を懸命に変えてきた。
自分を変える「今」の連続を過ごしてきた。
そして、とうとう大切な人が言ってくれたんだ。
「あの時のわたしは笑ってる」って。
トラウマは、消え去った。
これまでの経験で、なんとか自分の役割に気づくことができました。与えられた役割を全力で全うするため、「わくわく」と「ドキドキ」のど真ん中を走ります。 サポートでの勇気づけ、素直に嬉しいです\(^o^)/