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名作ラジオCM_036

■松下電器産業/テク二トーン
ピアノと比べて

M:<右SP> (ワンフィンガーのテク二トーン練習曲を、ピアノで演奏)
       CI〜BG〜CO

N(男):今、この程度のピアノを弾ける人が、テクニートンを弾くと

M:<左SP> (同じ曲をテク二トーンで弾く) CI〜BG〜CO

M:<右SP> (その続きをピアノで弾く) CI〜BG〜CO

N:まったく同じ楽譜なのに

M:<左SP> (テク二トーンで弾く) CI〜BG〜CO

N:ずい分、違って聞こえますね

M:<右SP> (ピアノで弾く) CI〜BG〜CO

N:信じにくいことかもしれませんが、これが、テク二トーンが開発した

M:<左SP> (テク二トーンで弾く) CI〜BG〜CO

N:指1本でも上手に演奏できる、自動伴奏機能なんです。

M:<ステレオ> (テク二トーンの演奏) CI〜BG〜CO

N:初めての出会いから楽しく演奏できる、ナショナル電子オルガン、テク二トーン。お近くの楽器店か百貨店で、あなたも弾いてみませんか。楽譜も教室も揃っています。

M:〜FO

♩:テク二トーン

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ACC CM年鑑1979年 ラジオCM 全日本CM大賞

どの楽器も始めたばかりの初心者が「弾けないけど弾けるようになったら楽しいだろう」と考え努力するのか、「弾けないから楽しくない」と目の前で挫折するかどうかで、続くか続かないか決まると思います。

自分自身、ギターを始めたときは「弾けないから楽しくない」と感じましたがすぐに「弾けたら楽しい!」という成功体験を手にいれ、そこからのめり込みました。

そういった意味でこの製品は「成功体験」を手に入れさせる素晴らしい商品であり、それを訴求した効果の出るラジオCMだと思いました。

しかし、松下電器が楽器を作っていたなんで驚きです。








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