マレーシア移住の最初の難敵
こんにちは、あるいはこんばんは、もしくははじめまして。
私は、2022年4月7日にマレーシアに向けて、当時7歳(小学2年生)の息子と、父親の2人だけで出発しました。
2人だけで異国の地でやっていけるのか。
父親と子どもって聞いたことないけど、どうやってやっていくんだろう。
なんとかなると思ってたし、実際のところなんとかなってるけど、あの頃はマジで大変すぎて、2人して3日後にはもう日本帰りたいってなってました。
こうして半年余りが経って、今なら笑って振り返ることもできるようになりました。
だからこそ、あの頃の大変さをちゃんと残しておこうと思って、少しずつ書き出していきたいと思い、noteを更新することにしました。
いよいよ出発の日
出発は、2022年4月7日(木)の23時20分。
海外に行くことがなければ、翌日は小学校の始業式です。
最初の便は、関西国際空港(関空)からシンガポール国際空港(チャンギ)行き。
あの時は、まだまだコロナ禍で、空港にも人はいたけど本当にまばら。
初めての海外となる次男を連れて深夜便。
なかなかハードルの高いことするなー。
けど、あの頃は毎日飛行機が飛んでいるわけではなかったので、それしかなかったよな。
我々が住むマレーシアのジョホールバルに到着する時間から逆算して考えると、その便しかなかった、という感じ。
いきなりトラブル!
関空に来ると、大体神座のラーメンを食べます。
が、この日の神座は、緊張であまり食べられなかった・・・。
家族5人での食べる最後の食事(というと大袈裟ですが)を終えて、荷物をチェックインしたときに、最初の問題発生。
今回は旅行ではなく、ビザを取得する前提だったので、片道のチケットしか購入していなかったんですよね。
どうやらそれでは不法滞在の可能性があるとかないとかで、出発前にダミーでいいので購入してくださいという。
ダミーってなんやねん!と思うし、こっちはそんなギリギリで購入とか手間なことしたくないので、なんとか今のままいきたい。
「学校からのオファーレターを持っているので、教育ビザを取得する予定」
「学校がビザの取得に動いてくれていて、必要な情報はすでに送っている」
「住む予定のジョホールバルはシンガポールと陸路でつながっていて、4月1日からマレーシアとシンガポールの国境がひらけたので、ビザが切れる前に移動が可能」
ということを、やり取りのメールを見せながら説明すると、
「では、その内容をマレーシア入国時にも伝えてください。今の内容であれば片道チケットでも問題ないと判断しました。」
という許可をもらうことができました。
まさか国を出る時に次の便を取ってないとダメとか・・・知ってた?
僕は知らんかった。
今回の学校選定などをサポートしてくれていたエージェントさんにその話をすると、
「あー、それ伝えておけばよかったですねー!普通はいるんですよー!」
「でも、それを交渉して押し通すとかさすがですね!」
やっぱ普通じゃなかったんやなー。
でも、世界一周旅行してる人とか、長期間滞在して帰国する人とか、どうやってるんやろうね。
何はともあれ勉強になったし、無事に出られることになってホッとしました。
深夜便なのに、ほぼ眠れないトラブル
23時20分、無事チャンギに向けて出発。
出発して1時間くらいが経った頃に、機内は慌ただしくなり、機内食の時間がやってきました。
心の中では「いやいやちょっと前にラーメン食べたで俺ら」。
でも、出るものは仕方ないのでいただいて、食べ終わったらぐっすり・・・と思いきやそんなことにはならず。
1時間ほど眠ったらすぐに目覚めて、あとはほぼ眠れず。
4列横並びのシートに2人だけだったので、息子が足を伸ばして眠れるようにして、こっちはもたれられて狭いわ重いわの中、なんとか6時間のフライトを終えてシンガポールに入国。
シンガポールからマレーシアは、1時間でビュン!
チャンギではトランジットのみだったので、特に何もすることがなく、3時間ほど滞在してクアラルンプールへ。
住む場所、ジョホールバルには、チャンギから車で早ければ40分ほどで到着なので、何事もなければチャンギからタクシーを使うのが一般的。
それなのにそれを飛び越えてクアラルンプールに飛ぶって・・・。
でも、コーズウェイ(マレーシアとシンガポールを結ぶ橋)は空いたばかりでタクシーも走ってるかわからないし予約も取れないということだったので、今回は仕方がないと割り切って、クアラルンプール経由を選んだんですよね。
朝の4時にチャンギに到着し、3時間後の7時の便で、クアラルンプールに飛ぶことができました。
8時間もトランジットするトラブル
クアラルンプールには、朝の8時に到着。
到着して、イミグレーションカウンターを経て無事に入国。
日本で言われたような出国のチケット持ってるかとか、そんなことは一切聞かれず。
絶対大丈夫とは言いませんが、特別室で色々聞かれたりとかなんとかは、あまり起こらないんじゃないかなと思います。
当時(2022年4月)、国外からの入国者は、入国後48時間以内に医師のチェックのもとでコロナ感染の抗原検査を実施する必要がありました。
まちのクリニックでも実施することができて、しかも安いみたいなんですが、初めての国で(そう、実はマレーシアは初入国だったんです)、街中でクリニック探すとか無謀すぎてできません。
なので、空港に開設されていた検査ブースで検査。
まぁ待ち時間の長いのなんの。
結果はもちろん陰性でしたけど、終了時点で到着から2時間が経過。
検査が終了したので、あとはジョホールバルに向けた飛行機を待つのみ。
ただこの待ち時間が大変で。
元々は3時間ほど待って飛べる予定だったんですが、直前(出発前に分かってはいたけど)に、フライト時間が変更になって、トランジットが8時間。
ヘトヘトだけどピリピリしてる。
空港はほとんど何もなくて、食事という食事は全然できず。
機内食で出たパンをかじる程度。
ただ、これが良くなかったですね。
機内で息子がパニックトラブル
ようやく搭乗時間が来て、ジョホールバルに向けて飛行機に乗ることができました。
今までの疲れが出た一瞬で寝落ちしたのも束の間・・・息子は疲れが溜まりすぎて、ちょっとしたパニック状態になっていました。
飛行機も小さいから音も大きいし、隣では小さな子が叫びまくっていて、なんかいろんなものに当てられてしまったみたいです。
なんとか45分間をハグしながら過ごしましたが、この瞬間、大変な思いをさせてしまっていることにすごく申し訳なくて。
このときは、KL⇄JBの飛行機なんて2度と乗るか!と思いましたね。
タクシー捕まらないトラブル
長旅も長旅。
関空を出て、ジョホールバルに到着したのは夜7時。
ですが、あとはタクシーを拾ってコンドミニアムに向かうだけ。
GRABのアプリ(配車サービス)も入れてるし大丈夫!って思いきや。
タクシーが全然捕まらない!
いやマジでタクシーいるのに何回やっても捕まらない!
ここまできて行けないってマジでどうしたらいいの??
かれこれ30分以上は格闘したと思う。
結局、GRABは全く捕まえられないので、タクシー乗り場に行っておっちゃんに交渉してみることにしました。
1台しかなかったけど、それに乗せてもらえることになって、あれほど安心したことはないです。
空港からうちのコンドミニアムまで、40RM(リンギット)でいけるという。
GRABだと50RMとかになってたので、まさかの流しのタクシーの方が安いというのは驚きでした。
ホッとしたのとあまりにも疲れ果てていて、40なのに400出そうとしてました。
僕も軽くパニクってましたね。
笑いながら「40だよ!」って言って返してくれましたが、悪いおっちゃんだったらこうはならなかっただろうな。
現金は、このあと大問題に発展していくので、つくづくそうならなくてよかったなと思います。
コンドミニアムに到着したのは夜の8時00分でした。
トラブル三昧の初渡航ですが、ひとまず初回はここまで。
続きをどうぞお楽しみに。
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