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IT企業がデジタル部門を無くす!?

 日経電子版の記事【IT大手アクセンチュア、デジタル部門を無くした理由】は、米IT大手のアクセンチュアがデジタル部門を無くしたという、一見しただけではまるで禅問答のようなリポートです。



(問い)IT企業がデジタル部門を無くしたら、IT企業じゃ無くなっちゃうんじゃないのか?

(答え)デジタル部門の人材全てを、各事業領域の部門に組み込む、という事。



 ――一見禅問答のような問いに対する答えは、この短い記事を読むとすぐに判明します。

 現在進行形の第4次産業革命の時代の企業にとって、消費者のインサイトに迫り⇨そのニーズを掘り起こして⇨尖ったプロダクト(モノ・サービス)を開発し⇨提供し続ける(開発した商品のブラッシュアップ・アップデート・アップグレード等とさらなる新商品の開発)には、今やデジタル化は記事で言う所の「当たり前」の前提なのです

 であるならば、ITサービスの提供企業自体に独立したデジタル部門があること自体原理的におかしい、各事業領域の全てに当たり前にデジタル人材がいて、シームレスに顧客の求めるものに対応していくのが当たり前、という訳です。



 今回の米アクセンチュアのケースは、ある意味、DX(デジタルトランスフォーメーション)が、導入のフェーズから収穫のフェーズへと猛烈なスピードで進行している現実を突き付けている、その象徴的な事例であると言えそうです。



#COMEMO #NIKKEI

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