《連続投稿581日目》課題を回避してイノベーションを実現する
日経電子版の記事【農業スタートアップのアグリスト、AI使った収穫ロボ】では、AIを活用した野菜収穫ロボットの開発がリポートされています。
ビニールハウスの中でロボットに野菜を収穫させるとなると、真っ先に思い浮かぶのは、ハウスとは言えデコボコした地面、落ち葉などの障害物、地面に張り巡らされた加温機のダクトなど、収穫以前にロボットの走行そのものがうまくいくのか心配になります。
この記事で紹介される事例が素晴らしいのは、何と言っても、この『障害物だらけの地面問題』を「(記事より)ビニールハウス内に張り巡らせたワイヤから本体をつり下げる」方式で見事にクリアした点だと思います。
プロダクトの開発に当たって、山積する課題をどのように解決していくのか、課題と真っ向勝負でこれを克服しようというメソッドもありですが、この記事の事例のように、(『障害物だらけの地面問題』という)課題を克服するのではなく、回避して解決するようなメソッド、発想はきわめて重要だと思います。
▶課題を解決するには……
(1)課題を克服するメソッド
(2)課題を回避するメソッド
私達人間は、どんなに文明が発展して、テクノロジーが進化しても、本質的に、空を飛ぶ鳥ではなく、地上を歩く生き物です。その身体的な制約が、無意識に思考を支配して、空から、上から下を見下ろす発想がなかなか出てこないとしたら、それはとても残念なことではないでしょうか。
《当ページにご来訪いただき、ありがとうございました!》
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