『インスタ映え』の次に来る『会話の種』~AbemaTVの躍進~
日経電子版の記事【AbemaTVをゼロから3年で大ヒットさせた36歳制作局長 U40の匠】は、開局以来順調に利用者を増やし、1週間当たりの利用者数が1000万人を超す週が出るまでに育ったAbemaTVの仕掛けに肉薄する好リポートだと思います。
そもそも、ユーザーが情報に接するデバイスが、TVからパソコン、スマホへと移ろっていく中、テレビをインターネットで提供するインターネットテレビのあり方に注目が集まるのは当然ですが、そこには、①スマホでテレビを観る視聴習慣が定着していない、②スマホではSNS・ゲームなども競合となる、といった壁もある訳です。この状況をどうやって打破し、視聴者を増やしていくのか、記事では、コンテンツの魅力+一過性に終わらないサービス、というポイントが語られます。
特に、コンテンツの魅力に関しては、ネットという媒体の特性を最大限生かすことが重要であることは間違いなく、AbemaTVの場合は、それを『ユーザーによる情報拡散とその影響力』と見切っています。だとすれば、あるべきコンテンツの魅力は――
▶ネットテレビのコンテンツの魅力とは……
(1)『話題性』・・・見る前から、面白い。
(2)『先端性』・・・見ると、尖がっている。
(3)『拡散性』・・・見た後で、コメントしたくなる。
『話題性』+『先端性』+『拡散性』とは、記事にあるように、文字通り『会話の種』です。コンテンツが『会話の種』で輝いている事がUX(ユーザーエクスペリエンスを最大化する……インスタグラムにおける『インスタ映え』になぞらえるなら、インターネットテレビにおける『会話の種』ということになりそうです。
▶ 『話題性』+『先端性』+『拡散性』
=『会話の種』
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