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これは良いかも、『走るオフィス』というMaaS

 日経電子版の記事【オリックス、移動オフィス車拡大 太陽光パネル搭載】は、①太陽光パネルを搭載し、②エンジンを切ってもエアコン・パソコン・スマホなどを接続できる、③デスク・椅子のあるオフィススペース付きの車に関する興味深いリポートです。



 MaaSに関しては、『走るトイレ』など話題に事欠きませんが、この記事で紹介されている移動オフィス、『走るオフィス』には「なる程!」と思いました。

 「オフィスは特定の場所に固定されているモノ」、「オフィスが必要ならそこに行かなくてはならない」、という無意識の当たり前を取っ払うと、私達のインサイトに迫る卓越したUX(ユーザーエクスペリエンス)が実現するのです――

▶『走るオフィス』が実現するUX

① 現場で事務作業ができる。

② 災害時の出先機関になる。

③ いちいち事務所・会社に帰らずに出先で作業ができる。

④ 『走る個人事務所』に。

⑤ 特定の場所・期間限定の事務所に。

⑥ ATMなどを載せて『走る金融機関』に。

⑦ (自動運転で)移動しながら事務仕事
                     など



 『走るオフィス』は、文字通り人間の方から事務所に行くのではなく、事務所の方が人間の都合に寄り添ってくれる卓越したソリューションであり、①働き方改革(残業削減など)・②災害対策・③過疎地対策など様々なシーンでの活躍が期待され、MaaSを構成するモビリティーの一つとしてのポテンシャルの大きさが感じられます。



(付記:『走るトイレ』については、下記の拙稿で考察しています。)



#COMEMO #NIKKEI

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