企業にとっても所有より利用が~AI+IoTが加速するBtoBサブスク~
日経電子版の記事【サブスクの波BtoBに 常に最新機種・追加料金なし】では、自律走行する高性能な搬送車・仮想発電所の管理サービスなどの事例を挙げながら、BtoBの現場で広がるプロダクト(モノ・サービス)のサブスクリプションの潮流がリポートされています。
さっそく、記事などから、BtoBサブスクの利用企業・提供企業、双方のメリットを整理してみると――
▶BtoBサブスクのメリット
(1)利用企業のメリット
① 常に最新バージョンのプロダクト(モノ・サービス)を利用
できる。
② モノを保有する事による陳腐化リスクがない。
③ おいそれと高額な最新型は買えない。
④ 市場急変のリスクのある自社の資産を膨らませずに済む。
⑤ 契約期間が短期で変化対応しやすい。
⑥ 自由に解約出来て、解約料金も無料か安価。
⑦ 契約内容の変更に柔軟性がある。
(2)提供企業のメリット
① 脱売り切りのサービス業化によって、顧客接点が密になる。
② 顧客の利用データを分析する事で、プロダクトのブラッシュアップ
・新商品開発・営業の効率化(関連するプロダクト・オプションなど
の提案)等に繋がる。
③ ストック型のビジネスで収益が安定する。
④ 顧客の囲い込み。
など
こうしてみると、利用企業のメリットは大きく、その分、自社のプロダクト(モノ・サービス)をサブスクで提供する企業の優位性は高まります。
そしてその傾向は、第4次産業革命の時代のアクセラレータであるAI+IoTの活用によって、自社のプロダクトを進化し続けるコトができれば、ますます加速するのではないでしょうか。
(付記:2020年5月19日、皆様のおかげをもちまして、noteへの連続投稿が500日を達成できましたことに、改めてお礼を申し上げます。下記の拙稿で振り返りをしています。)
《連続投稿517日目。
当ページにご来訪いただき、ありがとうございました!》
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