ショールーム化するリアル店舗
日経電子版の記事【韓国「売らない化粧品店」 SNS好きの若者集う】では、モノを売らない店=ショールームの事例として韓国化粧品大手アモーレパシフィックの「アモーレソンス」が取り上げられています。
オフライン店舗とオンライン店舗が競合する中、確かに、オフラインで買物する消費者は減るかも知れませんが、オンラインが隆盛になればなる程、オフライン、リアル店舗で実物を確認したい、というニーズは増大していくものと思われます。
――そこにこそ、リアル店舗のショールーム機能にこそ、リアル店舗のチャンスがあるのであり、リアルとネットを融合させることで商機をつかめるのではないでしょうか?
さっそく、記事の事例などからその特徴を整理してみると――
▶ショールーム機能
(1)『ブランディング拠点』・・・無料でプロのメイク・アドバイスを受け
られ、サンプルがもらえる、消費者がブランドを知る場。
(2)『フィードバック拠点』・・・ユーザーの意見・インサイトを知る事の
できるまたとない場。
(3)『ユーザーコミュニティ拠点』・・・SNS映えのする店の作りと
相まって、ユーザー自らのSNS情報発信で、口コミが拡散していく。
(4)『オムニチャネル拠点』・・・展示された商品に付いたQRコードから
通販サイトに注文できる。
こうしてみると、リアル店舗のショールーム化には、ネット隆盛の時代を生き残り、オムニチャネルによって総体的な市場を獲得する大きなポテンシャルがありそうです。
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