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《連続投稿538日目》『自給自足型経営』を支えるものとそのメリット
日経電子版の記事【中国、洗車機にAI活用 無人化で9割の店舗が黒字】では、AIを活用した無人洗車で知られる「1KMXC(駅公里智能)」の「(記事より)開発、生産、組み立て、運用、メンテナンスというライフサイクル全体に及ぶ完全に自給自足のスマート管理」がリポートされています。
この卓越したケーススタディーを、より一般化して、特定の設備でサービスを提供する企業、と捉えるなら――
▶『旧来型経営』の例
=サプライチェーンの川上にある設備メーカーから設備を購入(設置も)
+サプライチェーンの川下の代理業者に運用を委託
(メリット)〇 迅速な拡張によるネットワーク効果
(デメリット)① 設備の自主開発能力がないため、変化対応のスピードが
遅くなる。
② コアな技術を掌握していないリスクがある。
③ サプライチェーンを自主管理できないリスクがある。
④ 設備(生産)・メンテナンスのコスト管理ができない。
⑤ 自主的に設備をバージョンアップ・世代交代できない。
▶『自給自足型経営』の例
=サプライチェーンのライフサイクル全体を掌握
=開発+生産+組み立て(設置)+運用+メンテナンス
(支えるもの)① 技術研究の組織・施設がある。・・・開発
② 『(5G+)IoT+AI』によって⇨工場の環境をリアル
タイムにデジタルツインに再現し⇨シュミレーションする
ことで⇨リスクを予測・検知+効率を最適化+カイゼン+
新たな工場のデザイン(=スマート工場)。・・・生産
③ AIによるスマート在庫管理システムなど。・・・運用
④ 設備のIoT化による迅速、あるいは予防的な
メンテナンスなど。・・・メンテナンス
(メリット)〇 旧来型経営のデメリットの裏返し
こうしてみると、AIの力を借りてサプライチェーンを川上から川下まで自給自足するビジネスモデルには、変化対応のスピードアップという、経営課題の中でも最大、最重要なコトを実現するポテンシャルがあり、大いに検討の価値がありそうです。
《当ページにご来訪いただき、ありがとうございました!》
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