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チェックアウト機能は究極のコトPOPかも知れない

 日経電子版の記事【インスタ、動画・買い物充実 日本発機能を世界へ】は、日本での状況をからめたインスタグラムの今後の戦略についての好リポートだと思います。



 この記事で一番印象に残ったのは、やはり、インスタグラムの投稿画像の中に見付けた商品を購入したくなった時、各ブランドのwebサイトへ移動することなく、直接シームレスに商品の購入ができる「チェックアウト機能」です。

 そもそも、消費者一人ひとりが各々の体験価値を追求する『コト消費』の時代に、消費者の興味を引き⇨共感を得て⇨納得感を喚起するには、そのプロダクトによって得られる体験=『コト』を消費者目線で自然にアピールする必要があります。例えば紙媒体であれば『コトPOP』がその典型です。

 つまり、『投稿画像』がアピールする体験価値=『コト』を見たユーザーが、興味⇨共感⇨納得のプロセスを経て、「コレ欲しい!」となった時、「チェックアウト機能」のようなシームレスでストレスレスな買物体験ができるとすれば、文字通り『投稿画像』が最強の『コトPOP』として機能することになり、そのポテンシャルには大きなものがありそうです。



 SNSについては、それを活用した様々な広告手法が喧伝されていますが、投稿されたコンテンツから、そこに登場するプロダクトを直接買物体験できるような仕組みは、最も自然で抵抗感の少ない、嫌われない広告の一手法ではないかと思われます。



#COMEMO #NIKKEI

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