黒木敦史

声優、演技講師、ビジネス向けのコミュニケーション能力育成サービスを仕事にしています。

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私と、このnoteについて

はじめまして。 ナルスル代表の黒木です。 コミュニケーション能力育成の新規事業を始めたので、せっかくならnoteも活用してみようと思って始めました。 自己紹介 まずは私について。 普段は声優、演技講師として活動しています。 出演の場は主に外国映画の日本語吹き替えです。 講師としては声優志望者らにレッスンをしています。 グループレッスンも、マンツーマンレッスンもやります。 これまで500名以上の生徒を教えてきました。 そんな芸能活動も10年を超えてきましたが、まだ

    • これは読解力のクイズです

      この記事にある、 「理系大学の入試で女性枠を設けても定員割れを起こした」 という問題に対して取材された団体の調査回答は「周知不足が原因」だそうです。 本当にそうだろうか…? 今回は読解力を上げるためのクイズとしてこの記事を読み解いてみましょう。 これからの考察は必ずしも正解ではないのであしからず。 まずは自分なりの回答を用意してから読み進めてください。 ーーーーーここから回答編ーーーーー まずは受験生の視点を取得してみましょう。 どうですか? もしもあなたが受験生な

      • コミュ力の価値

        こんな記事を見ました。 ここで語られているコミュニケーション能力の話が面白かったので声優の視点も交えて語ってみようと思います。 1. コミュニケーションの価値 ウォーレンバフェット氏は、コミュニケーション能力に投資することで、個人の価値を50%高めることができると述べています。 これは、バフェット自身がビジネスを成功させるために身をもって経験したことからくる考えだったようです。 コミュニケーションは、私たちが日々の生活で行うあらゆる交流の基盤となります。仕事でのプレゼン

        • 自己成長と演技のはなし

          ある日、私は声優の仲間と一緒に飲んでいました。 久しぶりの再会だったので近況報告とか芝居談義に花を咲かせていたんです。 そんな中でこんなやり取りがありました。 「声優のスキルってざっくり言えばコミュニケーションスキルじゃない?」 「うん」 「僕はさ、それをビジネス向けに再構築して社員研修として売っていきたいんだよね」 「おおーいいですね」 「それがうまくいったら、売れっ子じゃなくても上手い役者が食っていける道も増えるしいいと思うんだよねー」 「それは黒木さんがコミュ力高いか

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        私と、このnoteについて

          「声の力」ビジネスシーンで響く声と説得力の関係

          プレゼンや交渉など、ビジネスコミュニケーションになかなか自信を持てないって人は多いですよね? 今日は、声の力が説得力へどれだけの影響を与えるかについて、声優なりの見解も交えて一緒に考えてみましょう。 1. アニメの世界における声の重要性 まずは、アニメの世界を見てみましょう。 皆さんはキャラクターの声が物語にどれほど深く影響を与えているか、気にしていますか? 声優のキャスティングはアニメの成功に深く関係しています。例えば、師匠やライバル、そしてラスボスのような重要なキャラ

          「声の力」ビジネスシーンで響く声と説得力の関係

          これでいいですか

          僕も使ってしまう言葉の中でも信頼を損ないかねない要注意ワードを紹介します 「これでいいですか?」 よく聞きますよね? きっとあなたも言ったことありますよね? この言葉にはこんな背景が含まれています。 (この仕事の完成度は完璧ではないですけど、自分的にはコスパを考えたらもう十分やった方だと思ってますので、もう)これでいいですか? ……完全に手抜きします宣言になってますね笑 もしも自分から見てかなり完璧に近い仕事が出来た時にはシンプルにきっとこう言うはず。 「出来ま

          これでいいですか

          "聞いてる" と "聞こえてる"

          学生時代、よく親に言われましたよね。 「ねえ、聞いてるの?」 その時に返すお決まりのセリフは、 「聞こえてるよ!」 今回はこんな、よくあるやり取りにもコミュニケーション能力を伸ばすヒントがある事を書いてみます。 改めて考えみましょう。 「聞いてる」と「聞こえてる」 この違いは何なのか。 「聞こえる」というのは「音が耳に届いてる」という状況ですよね。 では「聞いてる」とは? それはきっと「相手が何を伝えようとしているか理解しようと傾聴してる」という状態だと僕

          "聞いてる" と "聞こえてる"

          先入観と読解力

          コミュニケーションにおいて読解力の大切さは説明するまでもなく広く知られていると思います。 読解力、高めたいですよね? 今日は役者的な読解力の話を少ししてみましょう。 普段のコミュニケーションにもきっとヒントになるはず。 読解力とは文字の通り、読み解く力。 演技やコミュニケーションでは主に相手の想いを読み解くのに使いますね。 そして、その読解力の発揮を阻害するのが先入観。 例えば普段のコミュニケーションなら、年齢、見た目、肩書き、世間の評判など他にも色々な要素で先入

          先入観と読解力

          はい。の重み

          世の中には色々な仕事、業界がありますよね。 きっとそれぞれに独特の言葉の使い方がある。 僕が演劇をやり始めた頃に衝撃を受けたのが「はい」です。 何かアドバイスを貰ったら「はい」と返事をして聞き入れる。 これが普通の事だと思って育ちました。 でも違ったんです。 若かりし頃の僕は言われました。 「ちゃんと理解できてから、はいって言ってよ」 衝撃的ですよね? え?違う? 今日はそれを解説していきましょう。 コミュニケーションの構図としてこんな事が起こっています

          はい。の重み

          そうですね

          私が演技の師匠から注意を受けて衝撃だった言葉に「そうですね」があります。 いつも相槌のように「そうですね…」と言いながら返事を考えるというのをしていました。 そういう使い方、みなさんもありますよね? この言葉をそんな感じで使うのを止めるように言われた意図に私は衝撃を受けました。 今日はそのエピソードをお話していきますので皆さんの言葉に対しての感受性が増したら良いなと思います。 「そうですね」という言葉には、 「自分もそう思っていましたよ」という意味が実は後ろに隠れて

          そうですね

          コミュニケーションの基本は…

          コミュニケーション、人間関係で問題を抱えている人って多いですよね。 まずは人と人が言葉を交わす時に必須な基本をお伝えしましょう。 それはズバリ… 「目」です!! あれ?拍子抜けですかね? そんなの知ってるよ!って声が聞こえてきそうですが、これを忘れてしまう事があなたにもきっとあるはず。 記憶を思い返してみてください。。 ・話しかけられてるのにスマホを見ながらの返事 ・話の途中でスマホが気になってしまう ・アドバイスや注意をされてる最中に振り返りを始めてしまう ・

          コミュニケーションの基本は…

          年齢別「言葉の扱い方」

          声優という言葉を扱う仕事をしていると、ふとした瞬間のひと言にすら何かを感じるようになります。 特に思うのが言葉遣いと年齢感。 何のために言葉を発するか、誰のために言葉を発するのか、そこには年齢感を表現するに足る相関性があります。 それでは早速本題にいきましょう。 ひとつの大きな転換期は、20代と30代です。 20代までは「自分のために言葉を使う」 30代からは「相手のために言葉を使う」 これです。 しかし、この変化は年齢と共に自動的に訪れる訳ではないことにも注意

          年齢別「言葉の扱い方」