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はい。の重み

世の中には色々な仕事、業界がありますよね。

きっとそれぞれに独特の言葉の使い方がある。

僕が演劇をやり始めた頃に衝撃を受けたのが「はい」です。


何かアドバイスを貰ったら「はい」と返事をして聞き入れる。

これが普通の事だと思って育ちました。

でも違ったんです。


若かりし頃の僕は言われました。

「ちゃんと理解できてから、はいって言ってよ」

衝撃的ですよね?

え?違う?


今日はそれを解説していきましょう。

コミュニケーションの構図としてこんな事が起こっています。

自分の視点だとこれだけです。
「アドバイスを貰ったし反論もないから返事しとこう」

相手の視点だと…
「はいって返事をしたのに何でまた違う事をしたの?」
「理解してないのかな?」
「私の教え方が下手なの?」
「それかちゃんと仕事する気が無いの?」
「次に出来なかったらどうやって責任を取ればいいの…」
「むしろ私に責任を取らせようとしてる?」
「え、人や仕事をバカにしてる?」
「なんでそんな人に教えないといけないの?」
「でもこれも自分の仕事だからな…」
「せめてどこが分かってないのかを知りたい」
「でもきっとそれも分かってないから返事してるんだもんな…」
「まずは分かってない事に気付いて貰わないとか…」

からの

「ちゃんと理解できてから、はいって言ってよ」


これです!!!

長いですね〜

これを脳内では数秒の間に葛藤しています。

相手に大変な時間を過ごさせてますね。

そうしたら安易に「はい」と返事をするのではなく、

相手の事を想うなら、

「はい、〇〇は⬜︎⬜︎という事ですか?」
「はい、では〇〇してみますね」
「はい…なんとなく分かったつもりなんですが、ちゃんと理解できてるか不安なのでもう一度見て貰ってる中でやってみても良いでしょうか?」

こんな感じに返してあげた方が相手の精神的な負担を減らせるかも知れませんね。

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