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言葉に傷ついている人

ものの内容よりも言い方によって捉え方や状況も変わってくるんですよね。


え?そんなつもりで言ったんじゃないのにな・・・。


なんて言ってももう遅い。相手は自分が言った言葉の意味とは違う意味合いを捉えあなたから距離をとってしまった。


もし自分が言った方だった場合、謝るのが先決だろう。


そんなつもりで言ったわけじゃないから、変に捉えたあいつが悪いと思うのも一つの選択かもしれない。


言葉ってややこしいんです。

同じ言葉でも声色や言い方、タイミングで意味合いがガラッと変わってしまう。


これって日本語特有だという説もあります。


古来から日本という小さな国では、お互いを支え合ってきた。

だからこそ相手を相手を「気遣う」という風習や習慣が生まれました。

お互いを尊重するからこそ言葉一つの中に様々な感情を載せられるようになった言葉。
それが「日本語」

意味を「曖昧」にすることで。言葉一つの中に数多くのニュアンスを入れることができたのです



世界の言語のルール

世界には数え切れないほどの言語が存在します。

その数約6900だそうですよ。


全ての言語をマスターしている人っているんですかね・・・(笑)


そしてその言語にはそれぞれ特殊なルールがあるんだそうです。


例えばスペイン語は人だけではなく物にも性別があるし、中国語やベトナム語には過去や未来を表す時制がない


面白いですよね。

じゃあどうやって昨日あったことを話すんだよ!!

ってツッコミたくなりますけど、言葉のルールを知っていくと話したいことを話せるようになるんですね。


特に日本語は、世界でもかなり難しい言語だと言われています。


理由は、日本語の特性の「曖昧さ」

主語がなくても話が伝わる言葉ということも忘れてはいけなせんね(笑)


よく「え?誰の話してるの?」ということになりますが、普段の僕たちの会話を注意して聞いてみると、主語を言っていないことが多いんです。


言葉一つでたくさんの情報を伝えられるし、言葉がなくても伝えられる言語。


スーパー難しい日本語を私たちは日頃から最も簡単に扱うことができています。


しかし、稀にその言葉によって問題を引き起こすこともあります。


日本語の特徴である曖昧さ。

曖昧さがバランスをとっていることを忘れていると、とても相手を傷つけてしまうことがあります。

日本語は言葉そのままを伝えると、とても強く相手に届いてしまう現象が起こるのも事実。

内容は同じなんだけど、言葉の使い方や伝え方で一気に相手に届く内容がガラッと変わってしまう。

もし、自分が相手を傷つけてしまったと思ったなら謝ればいい。

少しは解決に向かうでしょう。しかし、問題はその逆。

相手に心無いような言い方をされて自分の心が傷ついてしまった場合、どういう対処を取るか。


ただの言葉


地域によって言葉やルールや違うのって理由があると思うのです。

神様が無差別にホイホイとランダムに言葉を下さった訳でないでしょう。(笑)


地域の環境問題。人口の多い少ない。街の治安。階級制度。

諸々関係して言葉が成り立ってきました。


最初はただの合図だったのかもしれない。獲物がいるところを仲間に教える口笛だけだったかもしれない。


最初はジャングルの動物たちを変わらなかった。


そこから何万年もかけて環境が変わり言葉も変化してきた。

最初はただの音だった。何の変哲もないただの言葉。


タダの言葉

僕たちは言葉を話したいから国にお金を払っている訳ではないですよね。生まれてからお腹いっぱい泣き叫んでいるうちに言葉を好き勝手に話せるようになった。

言葉をタダで自分の物にした。

喋るのも自由。喋らないのも自由。

誰でもどの言語を話す自由がある。

タダの言葉。



日本語の特性を知らない人の言葉に耳を貸さない

ただの言葉に翻弄されるのってバカバカしく思えてみませんか?

相手が放った心無い言葉はただの言葉で、タダだからこそ自分勝手に喋っているだけのこと。


要するに言葉選びが苦手。

そしてもう一つ。

伝え方とタイミングを知らない人。

最後に、

日本語のルールと特性を知らない人。



そんな人の言葉に心を病む必要はこれ以上ないでしょう。



日本語の使い手は心の使い手

自己主張ではなく、相手を思い続けた結果進化した言葉が日本語。
僕たちは相手を思い合える言語を使いこなさない手はありませんよね。

日本発祥の武術「空手」も攻めはありません。
必ず防御から始まります。

受けることから始まる文化が日本です。


必ず相手ありき。

日本語使いの僕たちは世界でも難しいとされる言語を赤ちゃんの頃から教育されています。


日本語の奥深さに気づき、攻撃耐性の日本語に気をつけなくてはいけないのかもしれませんね。

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