4月の本棚
4月は読んだ本以上に積読がどんどん増えていきました笑
1月から新しい仕事とラボとかで走ってきたこともあってちょっと休憩モード。
今月の1冊★ビジネスも人生もグロースさせる コミュニティマーケティング
読んだ本の中で断トツでこれが面白かった!!!
”はじめに”の数ページを読んだ瞬間この本面白いって思った。本読む時間取れないとかの言い訳はどこへやら、この本を読む時間を捻出するほど私にとって、最も興味のある分野の本だったので最後まで一気読み。
一方的な広告が効かなくなってきている時代、コミュニティを通じて売る=Sell Through The Community の可能性が大きくなってきている。そのコミュニティを自走化させる運営ノウハウが惜しげもなく書かれていて、とても参考になります。『ファンベース』と合わせて、擦り切れるまで読む本になること間違いなし。
コミュニティ運営に興味ある人は必読の一冊だと思います。
アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る
マスとデジタルの最適解を探すというテーマを仕事でやってきたけれど、マスとデジタルって分けて語るものではないよね。中国での事例がたくさん載っていて理解しやすい。書いてある内容はこれまでよく言われてきていることでもありますが、ビフォアデジタルとアフターデジタルという表現はとても分かりやすく、読みやすかった。
・アフターデジタルの世界ではリアルな接点の位置づけが大切
・企業主語から顧客主語へ
・製品単体での価値提供から製品を取り巻く体験全体での価値提供(バリュージャーニー)
・モノからコトへ→モノから寄り添いへへの意識変革
・マスじゃなくてコミュニティも大事
・日本企業ではトップから実務担当までの認識を擦り合わせて、小さく生んで成功事例を横展していくのがよい
本書の結びは
日本でもアフターデジタルやOMOという言葉を当たり前になる時が早く来ることを、切に願っています。
とありますが、ほんと、切に願っています(笑)
INNOVATION ECOSYSTEM ニッポンは甦る!
安宅さんと落合さんの話を読みたくて。紙よりkindle版が安いです。
安宅さんに興味持ったのは ”シン・二ホン”(このリンク先の資料)の話をyoutubeで見たとき。TEDの映像もおすすめ。
本は、さまざまな有識者の提言が簡潔にまとまっているものなので現状の課題整理や議論の方向性がわかるものになってます。こういう議論があるんだな~という感じで読みました。
THE TEAM 5つの法則 (NewsPicks Book)
Aim(目標設定)、Boarding(人員選定)、Communication(意思疎通)、Decision(意思決定)、Engagement(共感創造)という 5つの法則でチームを語る。
共感創造はすっごく大事だなと。
麻野さんの講演とかのダイジェストがこのモーメントにまとまってるので、ぜひ見てみてください!
この本、メモ魔同様に著者自ら書店周りをしたり、その様子を動画にして公開したり一冊一冊どぶ板営業で販売していっている。読者はこのムーブメントにどんどん参加していく感じ。”売り方”も参考になります!
ウチら棺桶まで永遠のランウェイ
Kemioさんは、存在は知っていたけどこの動画でちゃんと知りました。
友人から薦められて読んだんだけど、読みやすかった!Kemio語なのか若者言葉なのかわからないけど、口語体過ぎて新鮮。笑う。
人の目を気にしすぎずに好きなことをやろう!自分に自信があれば大丈夫っていうメッセージを受け取りました。すごくストレートでよかった。すきぃ。
面白いよ、読んでみてね。よろみ~。
面白くならない企画はひとつもない 高崎卓馬のクリエイティブ・クリニック (宣伝会議養成講座シリーズ)
高崎さんの本。
面白い企画を作るには?コピーが先?クリエイティブの中ではどこまで説明すべき?しない方がいい?など、事例とともに修正の方向性・改善点が解説されている。こうやって広告を考えてるんだな~と、思考をなぞることができる。
世の中一般的な人(マス)じゃなく、伝えたい相手を具体的に考え、伝わる方法を考えること。ここでもコミュニティの話がちょっと出てきました。
ああ、時代はコミュニティなんだな~って改めて思う。
クライアントとの関係性についても触れてあり、「正しいオリエンの方法」については勉強になりました。
・課題を徹底的に共有すること
・社内の判断基準を共有すること
さて、これができているか?正解がないから難しいけど気を付けたいポイントでした。
アイデアはあさっての方向からやってくる
嶋さんの話はいつも面白い。
自分の感覚、ヒトの意見、メディアの評価、ネットの投稿など、どれか一つではなく複数のものさしを持つこと。
というのは、当たり前のことだけど、
・たまには「ウンコ」にも触れる
・ちょっとムダなこともやってみる
っていうのが良かった。WEB広告とか検索エンジンとかだと自分が好きなもの・興味あること・知りたいことに接触することができて便利なんだけど、一方で全然興味なかったり、あえて非効率的なことをすることで意外な発見がある。それによって自分の感覚が磨かれることもある。それを楽しむ余裕が必要だなあ~
本屋に行って好奇心がくすぐられるものに出会うというのも良いそう。
欲望を知りたければ文句を拾え
お客様のニーズをつかむにはよいアプローチ。そして、この本にはアイデアを出すいくつかの方法も載っていて、情報収集の一つのやり方としてマネしたくなりました。
遠藤周作の言葉が引用されてるんだけど
「人間生活にはムダなものがかなりあるが、そのムダなもののために情緒が生まれ、うるおいができ、人の心がなごむようなものがある」
なんだか今年入ってから、あれやらなきゃ、これやらなきゃ、走らなきゃ、って”~しなきゃ”と走り続けてきたので、やりたいこと増えるばかりでなにも捨てられてないからちょっと立ち止まろうと思う。
そして猛烈にムダなことをしたい。
5月はスローペースで過ごそうかな。
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