タイ・アユタヤ/その国を知るという事
現在、バンコクで生活をしていることから、この国を歴史的観点と日本の繋がりという点で知りたいと思い、遠藤周作の「王国への道―山田長政」という歴史小説を読み終え、休暇を使いアユタヤに訪れた。
これは、西暦1350年から1767年まで繁栄したアユタヤ王朝を舞台に、日本人傭兵として主にビルマとの戦いにおいて実績を残し、王朝から官位の授与、当時2,000名程住んでいた日本人村の長として生きた山田長政の物語である。同時に日本のキリスト教弾圧を逃れ山田長政と同じ船で日本から出た、ペドロ岐部