JOKERというもの。
しかし、本当に久しぶりだ。
こうしてnoteに向き合えるのは。
いままで、なにをしていたのだろう。
そう、ぼくは流行りのコロナにかかっていたのだ。
旧友と久々にあった翌日に喉が少し痛くなり、さらに翌日、発熱。
家で抗体検査すれども陰性だったので、じゃ、インフルエンザか?ということで、医者に行ったら、なんとコロナだったという始末。
で、ばあちゃんにうつすと怖いので、ショート(老人お泊り施設)に行ってもらい、そのまま3日間、熱出っ放し(最高、39度2分)の寝っぱなし。
3日間、バナナとヨーグルトのみで過ごし、4日目に熱も下がり、嫁と息子が救援物資を運んでくれて、ようやく、普通の食事をはじめる。
5日目に実家にて遠隔的に仕事をはじめる。
6、7日目は元々休みだったので、家の掃除と除菌。そして、晴れて体の調子がよくなったことを地元の氏神様のところに行き、その報告と感謝をし、その足で今度はじいちゃんの墓掃除と、コロナの報告と感謝を述べた。
今回のコロナ感染で思ったのは、ぼくにとっては普通のインフルエンザとなんらかわらない症状であったということ。
ぼくの場合は確かに高熱もインフルエンザより続いたので、これが老人に感染してしまえば、ちょっとつらいかなと思えど、正直、報道であるような、やばい感じにはならんだろうな、という印象。
で、翌水曜日には、嫁と三峰神社の奥宮参拝予定だったのを、3日間まる寝っぱなしであったので体力低下を懸念し、足だめしに高尾山へ向かった。
病み上がりにもかかわらず、山中5キロを歩くなどという苦行を行い、疲れると、ぼくは気管支に影響が出るので、少し気管支を痛めて、現在に至る。
この間、負の気分に浸りたくなり、映画「JOKER」を観たり、現状に対する再認識というか、視点を変えることを意識すべく「マトリックス」の最新版を観たりなんかして、気分転換を図った。
この映画「JOKER」。あまり気乗りしないまでも上映早々、嫁と観に行き、金払ってなんでネガな気持ちにならなきゃいけないんだ!なんて、この映画に対しネガな気持ちになっていたんだけど、たまに観ると、ここも視点を変えるという意味では非常にいい刺激になる。
主人公アーサーは、脳に障害を持ち、精神に障害を持った母親の面倒をみながら、普段は日本でいうチンドン屋ではないが、店舗の開店イベントなどを盛り上げるピエロを演じることで生計を立てている。
これが、若者のいじめや、その後の雇い主のアーサーに対する非人道的扱い、さらには同僚の悪意により、生計を支えるための、大事なピエロの仕事をなくすこととなってしまう。
そして、その帰り道、自宅に帰る為の地下鉄で、泥酔した3人の若いエリートサラリーマンに出逢う。
その3人は合コン?の帰りか、泥酔していることもあり、同じ車両に乗っていた1人の女性にちょっかいを出し始める。
アーサーは脳の障害で、緊張を強いられると笑いだしてしまうという病気を持っており、それらサラリーマンの女性へのいたずらを観ることで、笑い始めてしまう。
それを観た、サラリーマンが、今度はいじめの標的をアーサーに向け始める。
アーサーは、3人の暴力に耐えられず、友人の悪意によって持たされていた(アーサーに代わりに持ってもらっていた??)ピストルで、それら3人を射殺してしまう。
「JOKER」の誕生である。
この後のシーンがいいのだ。
JOKERことアーサーは、自分がしでかしてしまったことの重大さにおののき、地下鉄のトイレに駆け込む。
そこで落ち着いたか、アーサーは自分を開放させるかのごとく、ダンスを踊り始める。
これが、なんとも美しいのだ。
精神の開放といえばいいか、もちろん、殺人という悪いことはしてしまっているのだけれど、それは正当防衛的な意味でも、ぼくら映画の観客にも、どこかスッキリとした気持ちを感じさせてしまう。
ぼくは、こういう観点が好きだ。
悪にも原因があり、結果として悪となる場合でも、角度を変えると、善ともとれるような結果となってしまうようなこととかだ。
もちろん、世の中には性悪説というものもある。
実際、キリスト教などでは生まれてスミマセン的な自虐的な考え方を持っている宗教もあり、ぼくはこれらをあまり信じられないのだが、ぼくは悪には必ず原因があり、それを解消できれば、ひとは善に向かうという説を信じており、話がだいぶ逸れてしまったが、必要悪、という考え方も好きだ。
前からこのnoteには何度も書いているが、ぼくは、単なる善ではなく、清濁併せ呑んだ善というものが好きだ。
この地球という星は、それら両極を感ずることを使命としており、真の真理というものは、その両極を知らずして、善の本質を得ず、という感覚でぼくは捉えている。
だから、ぼくは究極のネガ映画「JOKER」が好きだ。
もちろん、この主人公アーサーを演じきったというか、憑依までさせ得た怪優ホワキンフェニックスの異常なまでの怪演っぷりもお見事としかいえないが、監督トッド・フィリップスの異才に感嘆せざるを得ない。
すべてが、エンターテイメントとして、完璧である。
と、健康になりましたよ、という意味を込めて、今日は近況を書いた。
はぁ〜、久々の吐露は気持ちがいい。
やはり、こうした自分の感情の発露というのは、ぼくにとっては必要なのだ。
今日のテーマは、この星の真理の探り方だ(笑)
これをどう想うかは、あなた次第である👍
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