見出し画像

スタートアップで即戦力になろう!完全自走マニュアル

こんにちは!アットハースでカスタマーサクセスや法人営業をしています大木です。私は年齢のわりにはけっこうな頻度で転職をしていますが、実はこれまで一度も社内異動をしたことがなく、一度所属した部署にはしっかり馴染んでけっこうちゃんと仕事をしています。笑(自己評価)

鉄鋼専門商社→決裁系メガベンチャー→不動産スタートアップと、毎回業界が大きく異なるため最初のキャッチアップは大変ですが、何度か繰り返す中でコツも掴んできました。

前職のメガベンチャーでも、また今のスタートアップでも、界隈で「自走できる人が欲しいんだよね〜🤔」という声を聞くことが多い気がします。そこで、今回は新しい業界に飛び込んだ新人でもいち早く勝手に走り回れるようになるコツを、大変僭越ながら、お伝えできればと思います!

すべては現場で起きている

無闇やたらに走り回ると怪我をします。まずはその業界のプレイヤーやお金の流れを知り、ざっくり脳内にマップを作れるようにすることが大事です。ただ、よくある「◯◯業界を知る」のような本は、読んでも右から左に抜けて何も残らないことが多いです。実際に必要なのは網羅的な説明ではなく、もっと実務的で断片的な知識です。こういった本で転職の合間の有給消化期間に根詰めて勉強するくらいなら、思いっきり好きなことをするか、次の会社で業務委託などでさっさと働き始めるのがいいと思います。

新聞などにもあまり使える情報は載っていません。それはバッチリ裏が取れたすでに古い情報です。SNSで発信されていることも表層的です。そもそも積極的に発信している人はごくごくわずかですし、大事なことは言えません。統計資料なども、数ヶ月遅れの答え合わせなので、公表される頃には業界のプレイヤーにとってはとっくに周知の事実です。実際の現場や取引はもっとなんとなくこういう傾向なんだよなーという雰囲気・空気で動いています。

そこで、まずいち早く現場に出る機会をゲットすることが大事です。MTGの議事録係を買って出るのがおすすめです。MTG中は必死でキーワードを拾って箇条書きにしておき、あとで文章に書き直してみると、自分のわかっていること・わからないことが浮き彫りになります。また、その業界の人が使う特有の言葉もいろいろとあると思います。ジャーゴンを恥ずかしがらずに積極的に使ってみることで、それらの言葉がどういう概念を指し示しているのかを体感的に掴むことができるようになります。対外的にも、慣れてる感が出て信頼されやすくなります。(ただし、ウザくなりすぎないように注意!)

商社では、仁義切る、返す刀、言質取る、潜る、沈める、などのワードが飛び交っており、任侠の世界か!?とよく思っていました。

情報を集めてシェアしよう

そのうち商談やら何やらで現場に出ることも増えますが、なるべく早めに同行ではなく一人で行ってみるようにするといいです。いろいろ質問されたらどうしよう、新参者だと舐められるかも、などたくさんの不安に駆られると思いますが、表に出てしまった以上自分が担当者なので、腹を括ります。最初はわからないことだらけでしょうが、わからないなりに自分で小さな仮説をつくって相手にぶつけてみるのがおすすめです。すんなり進めばその仮説は正しく、間違っていても正しい知識や認識を得ることができます。また、素直に毎回ひとつ、相手に教えてもらうようにするのも良いと思います。記者やスパイになった気持ちで毎回手がかりを集めていきます😎

こうしてコツコツためた現場にしか落ちていないちょっとした知識は、全部メモっていきます。(競合の愚痴、特殊なケースの見積もり価格、キーパーソン、他の取引先、などなど)そしてこういった知識は、自分で抱え込まずに社内でシェアすることが大事です。認識が間違っていれば訂正してもらえるし、社内の反応をみることで、何が「常識=最低限知ってないといけないレベルの知識」で、何が「貴重でおいしい、ビジネスに活きる+αの情報」なのかもわかります。そこから議論が発展し、さらに理解が深まることもあります。そして何よりも、人は誰かから一方的に与えられ続けると、何か返さなくてはいけない気持ちになるものです。こうして情報提供者のもとにより多くの情報が集まってきます。自分しか知らないことが増えるにつれて、自分にできる仕事が増えていきます。

画像1

メルカリにはそういった行動が「All for One」として推奨される仕組みがありました!

画像2

与えられすぎた人のイメージ図

オーナーシップをもとう

いろいろと自分が担当している案件があると思いますが、それらを自分の子供やペットの様に大切に思うことが大事です。子供やペット、植物もそうかもしれませんが、ちょくちょくかまってあげないと元気がなくなって死んでしまいます😨 親はあなたしかいません。ラインの先輩がCCで見ているから、などと思っていても先輩だって意外と忙しく、いちいち全部見ていられません。だいたいの状況は、放置することで悪化します。返事がないのは悪い知らせです、攻めのフォローをしていきましょう。

現場

また、不格好であってもちゃんと自分で考えてやってみて、困ったときにヘルプを呼ぶスタンスが良いと思います。誰よりも案件の状況を隅々まで理解していて、寝ても起きても考えている人は結局は自分しかいません。また、いろいろな人のアドバイスを取り入れた結果、言動の一貫性がぶれると相手に不信感が生まれ、整合性もとれなくなり、ものごとは解決から遠ざかります。回り道をしようが、かっこ悪かろうが、ゴールにたどり着くことが大切です。

さいごに、マインド

すぐ他人と比べたくなりますが、進んでいるか?停滞しているか?が大事です。進んでいなかったとしても、動きましょう。動いていればそのうち何かにぶつかって、反応が生じます。反応を観察して、考えて、次の行動に反映しましょう。

前の職場のことはとりあえず忘れましょう。これまでのキャリアはあなたの血となり骨となり、嫌でも身についています。こだわりを捨てて、赤子のように新しいことをどんどん吸収していきましょう。良し悪しの判断はそのあとです。

いつも自信がないかもしれません。ただ、自分がそのポジションに就いている以上あなたは選ばれており、完璧ではないもののとりあえずは最適な人材なのです。確かに年俸1億円とか払える会社なのであればもっと適任の方がいるかもしれません。でも、いろいろな事情であなたは適任です。だから堂々と頑張りましょう。小さな実績を詰めば少し自信が出てきます。その繰り返しです。すぐにまたガス欠しますが、自分は燃費の悪いスポーツカーなんだ😉と思って気長にがんばっていきましょう。

今回のトピックに関連するスタートアップで働く人達が大事にしていること。MVVとは?メンバーブログも是非覗いてみて下さい!それではまた!

<連絡先> アットハウス、とお間違いなく〜
フォロー、メッセージお気軽に!
・メール: team@athearth.com
・Facebook:https://www.facebook.com/AtHearthInc
・ホームページ:https://athearth.com/
・事業の紹介動画:Youtubeでチェック😉
https://www.youtube.com/watch?v=BAfl1lfjlLU&t=8s