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「えっ、フランス女性は顔を洗わない?!」は本当か。

パリの皮膚科のドアをたたいたのは、2003年の冬のこと。

そこで、その皮膚科医が言ったことが本当であれば、『フランス女性は顔を洗わない』ということになる。

結論を言うと、『メイクオフするのに洗顔をしない』ということ。

まったく洗顔をしないというのではなく、もっと正確に言うと、シャワーやお風呂に入った時には、きっと、ササっと顔を洗っているとは思う…。

そして、私が知ったもうひとつの事、それは、日本でそれまで使っていたクレンジングは、この国ではマイナ-だということ。


* * * * *

 2003年の冬、私は年甲斐もなく、ニキビに悩んでいた。それと同時に超カサカサの乾燥肌もやってきて、なにをやっても改善しなかった。

それまでの自分は、どちらかというと、乾燥肌ではあったけれど、特に問題もなく、化粧品が肌に合わなくてトラブルを起こしたり、アレルギーなどもなく、ましてや、ニキビで悩むことなどなかった。

それが、どうしたことだろう、このカサカサ、パサパサ肌とニキビが、
いっしょにやってきてしまった。

国際結婚をひかえ、3か月ほど前にフランスにやって来た。
慣れない場所での生活、生活様式の変化、気候や水の変化、多少のストレスもあったと思う。もう少し時間がたてば生活にも慣れて、ストレスも減るだろと、思っていたが、もう限界。

肌が悲鳴を上げ始めた。

そして、近所の皮膚科へ。

そこで、皮膚科医から衝撃の一言を聞くことに。



『あ、あなたね、洗っちゃダメよ』


「?! え、」


先生からの質問は、『どのように顔のお手入れしていますか?』だった。

「えっと-、まず、メイクを落とす洗顔フォ-ムで泡立てで洗ってから、次に洗顔せっけんで洗って、きれいにしています」と、言った瞬間、


『洗っちゃダメ』発言。




先生の言葉が信じられず、いや、フランス語がちゃんと聞き取れなかったのかと思い、もう一度、聞いてみる。

「顔を洗ってはいけない、と、今、先生、おっしゃいましたか?」

『そうよ、洗っちゃダメダメ。ふき取ってね。汚れはふき取るのよ』

そして、先生は、慣れた手つきで、サラサラと処方箋用紙に何かを書きつけて、それを私に渡した。

それは、特別な薬ではなく、フランス中のどこのファ-マシ-(ドラッグストア)で買うことが出来る、
ふき取り用化粧水




BIODERMA Sensibio 

ビオデルマ サンシビオ クレンジング水 エイチツ-オ-D


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『汚れはふき取ってね』と言った先生は、そのあと、

『過剰な水は、肌に悪いの。洗いすぎると、肌は水分がなくなって、それを補うように油を出す。その油がニキビの原因です。あなたの国の気候では問題なかったかもしれないけれど、この国では、水が肌に触れることが必ずしもいいとは限らない。お化粧はふき取るもの、理解できるかしら』

洗ってはいけない、ダメなんだ、ふき取れば、治るの?このニキビ面…。

先生の言葉を信じて、診察室を後にした私は、そのままファ-マシ-へ直行。

早速このビオデルマのふき取り化粧水を使い始めた。

そして、約1か月のお肌の周期を待つと、肌の状態は劇的に良くなった。

信じられないくらいに。


そして、それ以来、もう乾燥カサカサ、ニキビに悩まされることはなくなった。

私を救ってくれた
神様のような、このふき取り化粧水よ。

ありがとう。

あれからもう18年。ずっと浮気することなく使い続けているビオデルマさん。ありがとう。

日本でもネットで買えるみたいですね!



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このふわふわの布製パフに『ふき取り用化粧水』をしみ込ませて、お肌の汚れを優しくふき取っています。
最近はバッチリとメイクをしないけれど、1日の汚れはしっかりと肌についているので、きちんとふき取る。
さっぱりする!

布製なので、

洗って繰り返し使える地球にやさしいパフ

あとりえ あっしゅが手作りしています。
パフについてはまた次回。

最後まで読んでくださりありがとうございました。
感謝です。


あとりえ あっしゅ/Atelier H




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