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わたしの色、迷子


ホワイトボードにらくがきをする。
足せば足すほどどんどん染まっていくのに、簡単に色は消えて真っ白に戻ってしまう。

誰かに描かれてはじめて知った景色
どんなに筆圧が強くても抗うことなく、
ただそこにいるしか方法は無いんでしょ

なんだか私に似てるなと思ってしまった。

私はどこにいるのだろうか。
限りあるマーカーの色しか知らない。
それなのにすぐに揺らいでしまう。

もっといろんな世界を見て自分の「色」が見つかれば私はずっと私でいられるのだろうか。

長女な私

自分のやりたい気持ち、やりたいことがわからないときがある。

例 :ドーナツが1個しかないときに自分の気持ちよりも他の人が食べたい気持ちを優先してしまう

自分で悪いこととは思わないが、他の人からしたら「貴方がどうしたいのかわからない」と思われることが多く、自分でも自分の気持ちと向き合おうとした結果、自分の気持ちが見当たらないことに気づいた。

少しおばかエピソードを書くとするならば、高校生の頃、妹が前髪をうっとおしがっていたので、私が前髪をカットし、失敗してしまった。春日野うららちゃんくらいのオン眉にしてしまい、申し訳なくなって私も同じながさのオン眉にした。

友達にオン眉について問われたとき、
事を説明。妹想いだと言われたが、当時の私は自分の失敗だから当然だと思っていた。
あの頃の私はどんなヘアスタイルでいたかったんだろう。

こんな風に私は基本的に「人」に合わせて行動する癖がある。

友達や恋人と共に行動するときも、何かやりたいことを問われても相手を付き合わせるのが申し訳ないと思っていた。そう思ううちに徐々に自分の気持ち、やりたいことがわからなくなったんだと思う。…思うって書いたのは結局自分がわからないから。
それでも1人でいるときはやりたいことは無限にある。定期的にその気持ちが迷子になるというだけ。

最近妹に「長女ぽいね」とよく言われる。
その「ぽさ」は妹にとって「相手を優先しすぎる」ということであり、私がモヤモヤしている気持ちの原因なのかもしれない。

お姉ちゃんって立場が嫌いなわけじゃなく、
これが私にとっての当たり前だが、
自分の色が欲しい。その為に少しでもやりたいこと、想いが芽生えたときはちゃんと主張してみようかな…?数多くの人じゃなくていい。極小数でいいから少しでも何か変われたらいいな。

虐められた私

人生で2度虐められた。
小5のときの話。
読書感想文で賞をとったら
障がい者だから特別扱いされたんだ、と言いふらされ弱気な私は言い返すことができなかった。そこからヒートアップして、私が○○と△ △ を(いじめっ子を)いじめているといじめっこに嘘の噂を流され、学年で有名な話になってしまい全員にハブられた。陰湿なものが多く、決して目立つことはないが、毎日のように疾患や見た目についての良くない言葉を浴びせられた。それも習慣化すると怖いもので虐めが当たり前のもののように思えてきて泣くことがなかった。ただ辛いという気持ちは消えず、幼稚園の頃からの友達に相談したとき、たった1人だけ信じてくれてすごく救われた。

中2のときの話。
所属していた合唱部の後輩から特別支援学級の人=先輩じゃないというレッテルを貼られ、虐められた。弟とお揃いのストラップをゴミ箱に捨てられたり、声を笑われ毎日背後を真似しながら歩かれたり、押される蹴られるなどが続いたが、当時の担任(顧問)が1年前に伴奏オーディションにのぞんだ際に疾患を言い訳にして無理と決めつけてきた人だったので居場所なく、不登校になった。学校に行かないことでようやく自分の気持ちに素直になれたような気がした。その頃は自分の色がポッと浮かんだ気がして(やりたいことが見つかったような気がした)嬉しかったのだが、元の変に真面目な性格のせいか学校に行かない自分を受け入れられず、毎日無理して学校へ行くもトイレに籠りっきりで吐いて帰ってくるような半不登校生活がはじまった。

その頃は腕に刃物をあてても痛みを感じることなく、階段から転げ落ちてパニックになる日の連続だった。足首の痣はいまだに消えず両足に約10個づつ残ってる。

中学時代はピアノに熱中していたので
唯一ピアノを弾く時間が心の拠り所だった。コンクールのため使命感で音を奏でているだけだったが、ピアノがなければ今の私は無いだろう。

中3の頃、意地でもピアノ伴奏がしたくて少しづつ学校に復帰できるようになり、高校受験に挑むことができた。

当時は小学時代の方が辛かったのに不登校にならなかったことが不思議で、自分の気持ちに正直じゃなかったのだと思っていたが、
最近になってそもそも中学時代は「辛い」という気持ちを失っていたことに気づいて背筋が凍った。
心は簡単に奪われてしまう。だから大切にしようと思った。辛いことづくめでも、何かを感じることができてるだけで幸せだと私は思ってしまう。そのおかげで今もいろんなことを乗り越えられているからこの経験は決して無駄じゃない。

小学生の頃、私のそばにいてくれる友人が1人でもいてよかった。その子がいるかいないかできっと小学時代が大きく変化してたと思う。近々手紙出そうかな。

後日△ △ から「○○にのせられていじめてごめん、○○のことだけは許してあげて」という内容の手紙が届いたが、当時の私はどちらも許し、仲良くしようとした。今考えたら内心拒否してたな。特に○○とは仲良くする気なかったかも。△ △ は虐める前までは疾患を手厚くサポートしてくれる心優しい友人で大好きだったから意味がわからなかった。絶対本性じゃないって分かってたからいまだに許せちゃう。いや、そう信じたいだけなのかもしれない。
だけど虐め後は実際に義務教育を終えるまで私をサポートしてくれて有難かった。

この経験があるから今、自分の色見つけたいなって思うのもあるかも。

生きたい私

生きるってどういうことだと思う?
私は常に死と隣り合わせな事だと思っている。ちょっとした弾みで簡単にいなくなってしまうって知ってしまったから。

ふと不安になった。私は何年後まで生きているだろうって。明日何があるかなんて誰にも分からない。未来が覗けたら楽なのかな?
余命を知っていたら後悔なく生きれるのかな?なんて考えることがあるけれど、
どう足掻いても「死」はこわい。
私がたまたまそう感じているだけ。
それはきっと生きたいから。

ちょっとズルい話をする。
私はパニック(発作)になってしまうことがある。その間は夢の中にいるような、体だけが勝手に息をしているような感覚。私はいつも何かが自分に乗り移ったのだと思っている。
今までも気づけばドアに穴が空いていたり、体重計が壊れていたり、怪我をしていたり、頭を打って気絶していたことがあった。
そんな状態の私がまともな判断をくだせるはずなく、ある日気づいたときに死んでしまっていたら…と考えて涙を流す日がある。

今、ここに意識のある私が生きたいと思っているのだからきっと大丈夫だよね。そう信じたい。100%信じてあげることができないのはやはり色を知らないから?
いや、100%なんてきっとむりな話。
それでも少しでも私がここにちゃんと存在してるって思いたい。




🍨 纏め 🍨
私の持つ疾患、ASDやその2次障がいの影響で最近パニック(メルトダウン)になってしまうことが増えた。
その理由を探るべく、この記事を書いてみた。私は私が分からない。好きなことや夢はちゃんとあるのにたまに迷子になってしまうからこのままだと自分は自分の味方でいられないと思った。自分が1番自分を信じてあげたい。
人間は愚かな生き物だと思う。揺らいでしまうから楽な方向を選んですすんでいってしまう。それが例え自分や相手を傷つける行為だとしてもその瞬間は気づかず、後から手に負えなくなってしまうことを私は知っているから。きっと揺るがなければ、自分にしかない自分の色がある限り、私は私の味方でいられると今はそう思っている。

だから今ちょーうど色探しの途中。
このnoteにエピソードやハッとしたことを追加していこうと思います。そしたらいつか色がみえてきたときの感動は大きいかな?笑。

あ、最後にゆるーく好きな色の話をしますか。私の好きな色は黄色です。理由は柔らかいのに明るいから。不思議な気持ちにしてくれる。
あと万人受けすると思ってる。勝手にそう感じるだけかな?でも主張は強いよね?揺るがないパッキリふんわりカラーだとおもってる。
心理学的に(浅い知識ですごめん)幸せにしてくれる色だってどこかできいたことある。
幸せっていいよね。

憧れはピンクかも。これは最近感じた。
ちっちゃい頃一番好きな色はピンクだったんだけど成長するとどこかこっぱずかしくなって別の色で誤魔化すようになっちゃったんだよね〜。これはあるあるなのだろうか。
でも「ピンク」を貫ける人が1番かっこいいしかわいい。そう思う。
例えばふりふりの服を着てみたりとかリボンやレースのついた持ち物を持ち歩いたりとか。好きなのにその気持ちを隠す人がいるとしたら絶対勿体ないもんね。1度きりの人生だもん。と言いつつ、これはハードル高いのかも。だからこそ憧れ。ピンクは人権を与えてくれる色だと勝手に思ってる。

精一杯生きてどこに染まるかな?楽しみだね


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追記 (23.10.12)
最近自分を色に例えると水色なのではないかとおもった。お友達に(開けてる子もそう出ない子も)きく私の印象が100%柔いから。+自分の心は寒色だろうとおもった。哲学思考でたぶん 頑張るが口癖のくせ、何も頑張れてないと思ってる。ゆるい生き方を求めてながい。
水色の勝手なイメージは「陽の当たる蓮池」みたいな感じ。徐々に影がさしていくのが愛想笑いが緩みそうになる私ぽい。そういう水色要素は苦手だけど、雰囲気と考えすぎるのは嫌いじゃない。ちゃんと色があるかもと思えてるのがまず幸せ。だからこのまま惑わされずに更にらしく生きていきたい。未来の自分へ、無理はしないでね

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