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厚木ミクロ 社員インタビュー #04

こんにちは、厚木ミクロです!
前回に引き続き厚木ミクロにはどんな人がいるのか、どんな業務・働き方をしているのかをご紹介いたします。
社員インタビュー4人目は、製造部 部長のYさんです。



01|1日のスケジュールを教えてください


AM業務では装置の立ち上げや生産の準備をはじめ、生産条件の確認や段取りを行っています。
PM業務では報告書の作成や打ち合わせ、翌日の生産の段取りや準備など、現場内での作業だけはなくデスクワークや打ち合わせも行います。

02|退勤後や休日はどのように過ごしていますか?

退勤後もプライベートの時間をしっかり取れるので、家族との食事や趣味の時間を楽しんでいます。
わが家には金魚やカブトムシの他に、シマドジョウやミナミヌマエビ、ヨシノボリなど生き物がたくさんいます!
最近はドジョウが卵を産んだりと小さい仲間たちが増えることを楽しみにしています。

また、昔からものづくりが好きで昔はよくプラモデルを作っていました。
最近は買ってもそのまま積みプラになってしまうことが増え、家の中はちょっとした模型店のように…
妻からは大ひんしゅくですが、とにかく今はその積んである様子を眺めるのが至福のひとときです。

Yさんのお家には、かわいい生き物がいっぱい!

03|仕事のやりがいは何ですか?

厚木ミクロでは国内外の様々なお客様と一緒になって新しい製品開発の一部に携わっており、私たちが提供する技術は携帯電話や車のテールランプ、照明、表示デバイスなど皆さまの身の回りにある様々なものに使われています。
私は長い間製造部に所属していますが、ものづくりの難しさや楽しさなどの醍醐味を現場で日々体感しています。

特にやりがいを感じたエピソードとして、会社の近くにスーパーへ買い物に行った際、当時製造で関わった部品の搭載された電子棚札(紙の代わりに値札をデジタル表示するデバイス)が店舗に採用されているのを見てとても感激したことがありました。
それは自分たちが手がけたものが世の中の役に立っていることを実感した出来事で、今でも思い出すとめちゃくちゃ嬉しくなります。

04|クリーンルームについて教えてください

工場と聞くと3K(きつい・汚い・危険)のイメージを持つ方もいるかと思います。
しかし工場や製造業の労働環境は年々改善されており、生産の自動化や安全管理の徹底、設備・技術の最新化など、従来の工場勤務のイメージとは乖離してきています。
就職活動で実際に工場見学に来た学生さんからも「きれいでびっくりした。思っていた工場のイメージと違った」という声がよく上がりますね。

厚木ミクロにはクリーンルームと呼ばれる空間があり、その中ではクリーンスーツという特殊な服を着てものづくりをしています。
空気中には目に見えない塵やほこりが漂っていますが、それらが製品に付着すると不良になってしまいます。そこで微細なごみをできるだけ排除した環境のクリーンルームが必要となります。
クリーンルーム内は空気中の花粉なども排除されているので、花粉症の方にはとても快適な環境だと思います。

05|厚木ミクロ一筋26年ですが、これまでを振り返ってみていかがですか?

就活中の合同説明会でたまたま前身のミクロ技術研究所を知ったのが始まりでした。
当時はまだ珍しかったワープロの画面などを作っていたので、画期的な製品や新しいものを作っている会社という印象でしたね。

私が入社した頃はちょうどプラズマディスプレイの量産を始めるタイミングだったので、立ち上げの段階から携わることができました。
当時は二交代・三交代制で夜勤もありましたし、まだ工程もライン化されていなくて、42インチの分厚くて重いガラスのパネルを2人がかりで運んだりと体力勝負でした。
当時は「誰が家の中にこんなに大きなテレビを置くんだろう?」と思っていましたが、今や42インチのテレビなんて物足りない大きさじゃないですか。
今まで当たり前じゃなかったものが当たり前に変わる瞬間を体感できるのはなかなか面白い経験だと思います。

その後も携帯電話のモニターやパネル配線、電子棚札など様々な製品の生産に関わることができました。
初期の北米モデルのスマホの画面を製造していた時は、世間はガラケー全盛期だったので「スマホって本当に売れるのかな?そんなに出るのかな」と思っていたことも…(笑)
今となっては誰もが持っている製品になっているのを見ると、今まで世の中になかったものを生み出すものづくりの楽しさ、何がスタンダードになるか分からない面白さを感じます。

06|製造部長としての今後の展望は?

ものづくりはただ製品を作って終わりではなく、作業する環境や作業者の姿勢も大切です。
人の考え方やどのように機械を扱っているかは、現場を見ればすぐに分かります。パッと見はきれいに見える装置もカバーを開けてみたら汚れていた…なんて話もよくありますが、そういった細かいところも大切にしていきたいですね。
機械や道具を大切に・安全に扱える職場づくり」を厚木ミクロのものづくりの文化として定着させていきたいと思います。
そういった些細なこと・目に見えないところにも気を配ることが、回りまわって製品の質の向上につながると考えています。

また、製造現場ではコミュニケーションも大切にしています。
クリーンスーツを着ていると目元しか見えないので表情が分かりづらい時もあります。仕事をする上で意思の疎通は欠かせませんが、特に現場では綿密なコミュニケーションを心がけています
「製造メーカーだから製品を作っている製造スタッフが1番えらい」なんて考えのメンバーは1人もいないですね。
製品は会社が一丸となってチームで作り上げるもの。厚木ミクロのすべての部署がそれぞれの役割を果たして作っているものだと思います。
事務所でも部署や役職に関係なく議論する姿が見られますし、和気あいあいとした雰囲気です。

厚木ミクロは今年から新入社員が入社しましたが、いい時期に新卒の採用活動が始められたと感じています。
来年は製造課にも新入社員が加わる予定ですが、その子の成長も、教えるメンバーの成長も楽しみです。
厚木ミクロのものづくりに対する姿勢や会社としてのチーム力、長年培ってきた技術をしっかりと伝えていきたいですね。


前身のミクロ技術研究所の時代から厚木ミクロ一筋26年のYさん。
製造部長としての思い、厚木ミクロのこれまでとこれからについてお話いただきました。
Yさんありがとうございました!