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パブリックアートで運動会!

こんにちは、@ARTです。

「芸術の秋」や「スポーツの秋」と言われている今の季節は、アート巡りにもスポーツ鑑賞にも最適です。
実はパブリックアート巡りを通じてスポーツに触れられる作品も多く存在します。今回は10/10のスポーツの日にちなみ、様々なスポーツ競技をテーマにした作品を5つ紹介します。

【アーチェリー】エミール=アントワーヌ・ブールデル 弓を引くヘラクレス

エミール=アントワーヌ・ブールデル 弓を引くヘラクレス

上野の国立西洋美術館前に設置されたこちらの彫刻は、ギリシャ神話の英雄へラクレスの「十二の功業」の一つに主題を借りたフランスの彫刻家ブールデルの代表作。弓を引く筋肉の造形美がなんとも美しく、弓矢の見えない糸が見えてくるような錯覚を覚えます。
実はこれと同じ彫刻作品は、お茶の水でも観ることができます。

エミール=アントワーヌ・ブールデル / 弓を引くヘラクレス “Hercules the Archer”

【走り幅跳び】鈴木丘 跳躍・890

鈴木丘 跳躍・890

本noteでも度々紹介してきた横浜ビジネスパーク(横浜市保土ヶ谷)にある彫刻作品。今にも跳ぼうとしている走り幅跳び選手の動きが、ベンチも兼ねた助走の軌跡とともにダイナミックに表現されています。タイトルにある「890」は、制作当時の走り幅跳びの世界記録でしょうか。
なお、本作の近くには同作家の走り高跳びの作品「跳躍・244」も設置されています。

鈴木丘 / 跳躍・890 “JUMPING・890”

【ハンマー投げ】難波孫次郎 若き心

難波孫次郎 若き心

小田急本厚木駅北口駅前でハンマー投げをしている男の銅像です。作者の難波孫次郎氏が厚木市出身ということで、1973年に街のシンボルとして制作されたようです。
なぜ本厚木でハンマー投げなのかは不明ですが、今にもハンマーを放り出しそうな躍動感のある作品です。

難波孫次郎 / 若き心

【野球】テッド・タナベ THE HONORABLE MEN

東京ドーム21番出口付近の野球殿堂博物館入口で鑑賞できる迫力のあるレリーフ壁画。野球選手の躍動感のある動きが描かれています。プロスポーツを題材とした作品を多く手がけるスポーツアーティスト、テッド・タナベ氏による作品です。

テッド・タナベ THE HONORABLE MEN

テッド・タナベ / THE HONORABLE MEN

【オリンピック/パラリンピック】山下良平 躍動の杜

最後に紹介するのは、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のメイン会場だった国立競技場の最寄り駅・東京メトロ銀座線外苑前駅に設置されたこちらのステンドグラス作品。色彩表現豊かな躍動感のある作品が特徴の山下良平氏によって、「車いすマラソン」「ラグビー」「陸上競技」のスポーツ選手のダイナミックな動きが表現されています。

山下良平 躍動の杜

山下良平 / 躍動の杜


以上、スポーツ競技を題材としたパブリックアート紹介しました。普段スポーツをしない方でも、街なかのアート巡りをするだけでちょっとした運動になります。
ぜひパブリックアートを通じた運動会の世界を楽しんでみて下さい♪

本記事では紹介しきれないスポーツの作品もまだまだありますので、ぜひPublic Art Databaseからも検索してみて下さい。

Public Art Database


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