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#3.07|凸凹兄弟、農薬不使用田んぼで助っ人

我が家の家業は農業で、こだわりの強い旦那はたった一人で農薬不使用・無化学肥料の米を作っている。普通自然農法や有機農法で米を作る人は、スタッフがいたり要所要所でイベントを立ち上げて興味ある人に手伝ってもらったりするのだけれど、我が旦那は人にものを頼むのが大の苦手。毎年自作の農業機械(主に除草機)を考案しては、失敗を繰り返しつつも楽しそうに彼にしかできない農法を編み出している。

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(写真は農薬散布用ボートを改良したリモコンチェーン除草ボート)

そんな旦那も、流石に手に負えない雑草があるらしく、委託の稲刈り代行=40件が始まるこの時期、東京にいる長男を召喚してアルバイト代を払って雑草抜きを依頼する。

うっかり多動型のADHD

通信制の美術大学に潜り込み神奈川県で一人暮らしをする長男は、6月には一度実家に帰っているのだが、今回最寄り駅まで迎えに行くと「ごめん、一つ前の駅で降りた!」「車で来てくれるかな〜?」とLINEが来る。寝過ごして乗り過ごすということはあっても、手前の駅で降りることってある???やはり典型的なうっかり多動型のADHDである。

通常JR上越線は1時間に1本しか運行がないから、「もう帰ったろか」と思ったが、奴の運のいいところはたまたま10分後に吾妻線が来るという夕方のラッシュ(一応)のタイミングだったこと。その後も高校時代の友人が除草に参加してくれたのだが、翌日高熱を出し、なんと「イネアレルギー」だったという(大丈夫かと思ったという本人談)騒動ありで、やっぱり長男の周りは色々事件があるのである。

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