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【短編】メンタルヘルス【マガジン】

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1500文字くらいで読めるメンタルヘルスの知識の数々。 短編集としてコチラにまとめておきますのでお気軽にどうぞ!
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#不安

「昔、あんな事がなかったら……」 それは今が辛いから思ってしまうんです。【短編】

ご高覧いただきありがとうございます。 「あの時の自分があったから、今の自分がある」。 そんな言葉を聞いた事はありませんか? テレビでもネットでも、何でも構いません。 悲惨な過去をプラスにとらえている発言です。 「この言葉が嫌い」「虫唾が走る…」と思っている人。 結構、いるのではないでしょうか? 実は私もそう思うときがあります。 私の考えですが、この言葉を嫌悪している人は少なくないと思っています。 その理由は実は単純です。 現状が辛かったり、不安に思っているからなん

あなたが苦しいのは、理想に縛られているのかも【短編】

ご高覧いただきありがとうございます。 突然ですが、 あなたにとっての理想の父親像と母親像ってなんでしょうか? 自分の性別などは関係なく、両方でも片方だけでもOKです。 ほんの少しで良いので是非考えてみてください。 さて、思い浮かべた理想の親。 その親は『誰がモデル』ですか? もしくは『誰の反面教師』ですか? さぁ、この質問で気づいたかもしれません。 良い意味か、悪い意味か、「あなたの理想にはモデルがいる」のです。 理想とは経験によって作られる自分の理想は『自分に

生きづらい人ほど『視点を増やす』意識をしよう【短編】

ご高覧いただきありがとうございます。 イヤな事に晒されると人は気分が落ち込みますね。 私は、見知らぬ子供が親に怒られる光景で落ち込んだりします。 「まぁ、大人になると理由も分かる」 これは時間が経過したことで、視点が増えたことが理由です。 ところが、人間は自分の事となると、視点の数が少なくなります。 視点とは、視るべき着地点。 着地点とは、結論を指します。 この場合、『答えが出ない事に、あえて多くの結論を出す』ことです。 人生のいかなる場面でも、有用に活用でき

人生が辛いなら、ほんの少しだけ刺激させると色々分かってくる不思議【短編】

ご高覧いただきありがとうございます。 毎日、家と会社の往復。その上、休みの日は家で寝ているだけ。 そんな生活が続くと人は鬱屈してしまいます。 自分が楽しくて仕方がない仕事をしているなら問題ないでしょう。 でも、残念ながら多くの場合はそうじゃない。 そうやって悪い方向にばかり考えてしまいますよね。 そんな状態に対する回答は『刺激を与える』ということなんです。 なぜ刺激が必要なのか? どんな刺激が必要なのか? 今回はこれらを考えてきたいと思います。 「人生を潤したいな

ファッションがうつ病患者を救う? 私が経験した「うつ病とファッション」

ご高覧いただきありがとうございます。 いつもはメンタル関連の記事を上げています。 ですが、今回は本当に変わったベクトルからお届けいたします。 私は元々ファッションが苦手でした。 苦手な理由は「カッコ悪く思われるのがイヤだった」からです。 きっかけは覚えていません。 うつ病が治りかけの時でした。 ファッションによって、メンタルに前向きな変化が起きました。 完全に私の経験談なので、参考にならない可能性もあります。 でも、今回はそんな少し変わったことを書ければと思います。

頭の雑味を外へ出すノートを作ってみよう【短編】

ご高覧いただきありがとうございます。 頭の中で色んな思考がグルグルとしてしまう。 そして、その思考の間は体が動かない。 そんなこと人は日常茶飯事です。 そういったことを阻止する方法があります。 それが『ノートに書き出す』という事です。 ノートに書くとは?この「ノートに書く」は「文字に起こす」とは微妙に違います。 「文字に起こす」は「かたどってから文字にする」という過程があります。 つまり、書き出しに「命とは儚い」とか書いてしまうんです。 これではいけません。 『雑

あなたの心には、子供の頃の傷ついたあなたがいる【短編】

ご高覧いただきありがとうございます。 あなたは「どうしてもこれは…」と思う苦手な人はいますか? 例えば、 気の強い異性。頑固なお年寄り。弱気な人。明るい人。 こうした苦手な人はどうしてもいるものです。 その苦手な理由には、幼少期や思春期における人との関わりがあります。 記憶を保存する能力人は辛い出来事を大小の差なく『実害』と捉えます。 そして、『実害は全て保存する』のです。 重要なのは「保存」です。 ただの記憶ならいつか薄れていきます。ですが、保存されると厄介。

親への「愛」と「憎しみ」は共存するから苦しい【短編】

ご高覧いただきありがとうございます あなたは親に対して愛情を持っていますよね。 でも、親に対して不満もありませんか? 不満は持って当然だし、怒りだってあっていい。 でも、持つこと自体を拒否する人もいます。 親への怒りは親の愛情を否定するのか?本来、子どもは親を否定したくなく、されたくもありません。 親を否定したくない気持ちは当たり前です。 私も怒りを覚えました。 でも、親に対して複雑な心境もあります。 親の所為で辛い目にあっている。 それも実は理解してますよね?

「やってみたい衝動」のアクセル。勇気を出して踏み込んで【短編】

ご高覧いただきありがとうございます。 私は時折、強い衝動が心の内側から発生します。 「やってみたい!」という衝動がメインです。 ただ、そういう衝動を抑える自分もいます。 するとモヤモヤとした気持ちを長く抱えてしまいます。 それもそのはず、その衝動を例えるなら、 「子供が純粋な好奇心で行動する」のと同じです。 つまり、自分の中にいる、満たされない自分の悲鳴でもあるのです。 動きたい自分と抑える自分例えば、私の最近の衝動は「料理をやりたい!」です。 きっかけはYout

感銘を受けた、ある僧侶の言葉【超短編】

人は死ぬときは1人。 道半ばでも、全うした人生でも、 誰かと同時に死ぬ事はほとんどない。 死で人は必ず孤独になる。 死とはそういうもの。 だから、孤独を悲しむ必要はありません。 人は1つの火を灯し、最後は独りでに消えていくのが共通の宿命です。 どんな状況や状態でも、生と死という人としての宿命を全うした。 どこにも嘆く要素など存在しません。 この言葉をとある場所で聞いた時、心がスッと楽になった経験があります。 何故かは分かりませんが、私を穏やかにさせてくれた

相手の言葉を受け止めすぎない方法【短編】

ご高覧いただきありがとうございます。 人から言われたことって引きずりますか? 私はかなり引きずります(笑) 相手の言葉が良い意味か悪い意味かは関係ありません。 相手の言葉に強く影響されてしまう。 そんな自分がいませんか? でも、「忘れられない=自分を責める」は違うんです。 今回はそんな話をしましょう。 受け止めてきた自分を肯定するあなたは自分の言葉が100%正しいと思いますか? きっと優しいあなたなら「思わない」と答えるでしょう。 それこそ、同じ人間である「他

その『感情』は自分からのメッセージ【短編】

ご高覧いただきありがとうございます。 感情には様々なものがあります。 喜怒哀楽もしかり、切なさや怖さなども感情です。 こういった感情は人間に心がある理由と言えるでしょう。 しかし、感情は時として私たちを攻撃してきます。 ただ、同時にその感情がどんなものか? その判別さえできてしまえば、感情の原因を知ることもできます。 そして、原因を掘り下げると…… 感情にはメッセージがあるかもしれないのです。 不安も感情…原因は?アナタが”何か”に対して不安になる。 その不安の前

あなたが否定されている訳じゃない【短編】

ご高覧いただきありがとうございます。 生活している中で、イラつくことって結構ありますよね。 イラつきの原因は様々です。 その中には「自分が否定された」と思っている事もあります。 これは自分では気づきにくいのですが、実は結構多いんです。 他人に『自己否定』を解決させている当たり前かもしれませんが、イラつくとは「怒り」です。 でも、「自分が否定された」とは何か? これは「自己肯定感が低い人」に起こりがちなことです。 自己肯定感が低い人の中には、ある特徴があります。

メンタルが弱っているとお金の心配をする。でも、最優先はあなた自身【短編】

ご高覧いただきありがとうございます。 お金とメンタルの不思議な関係があります。 実は、私はお金が苦手です。 お金の話はもちろんのこと、貯金通帳を見るのも苦手です。 これは私の場合、過去のトラウマなども関係しているのもあるでしょう。 ところが、このお金の苦手や心配。 意外とメンタル関係において重要だったりします。 お金とメンタルは強い関係性を持っているんです。 どんな思考をするのか?私自身がうつ病だった時、1番に心配したのがお金でした。 どんなふうに考えていたかも覚え