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お月見をしたい  叶

お月見をしたい。
昔からずっとずっと願っているのに、
実現したことはない。

お月見のイメージといえば縁側にお団子と渋いお茶を並べ、
それらをつつきながら優雅に月を見上げる。
誰かとお喋りしながらとかますますいいね。
しかしこれがそもそも現代ではなかなか難しい。
お団子と渋いお茶ならいくらでも用意できる。
だが、縁側のある自宅に住んでいるという人は一体どのくらいいるだろうか。

縁側は端っこという意味らしく、
そもそも建築の構造上はあってもなくても良いものらしい。
洋風建築が一般的になった現代では真っ先に削られたとか。
まあたしかに、わたしは縁側のない家に住んでいるが困ったことは一度もない。
厄介なセールスマンや三流詐欺師がのこのこ出向いて縁側に居座りお茶だけ飲みゴネた末に帰っていく可能性を考えると、
むしろない方が良いのかもしれない。

話は逸れるが縁側についてちらっとネットで調べているときに、
スシローからえんがわが消えたとの情報を得た。
ついついスシロー行きがち&えんがわ頼みがちのわたしにとっては一大事だ。
あんな磯の詰め合わせのような香りと味はえんがわでなければウニで摂取するしかないじゃないか。
しかしウニなんて代物は貴族の食べ物であって、
わたしのような道草にマヨネーズをかけて食べる庶民にとって簡単に手の届くものではない。
それとも「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」よろしく「えんがわがなければウニを食べればいいじゃない」とでも言いたいのか。
そんなことを言われてしまってはこのわたしも遺憾のイ、どころか遺憾のンまで表明せざるを得ない。

最近、どんどん自分の書く文章の意味がわからなくなってきた。

そういえばつい先日まつげパーマをかけた。
そのまつげの様子が三日月のように見えるのはやはりまた全然関係のないお話。


それではまた。


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