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【コラム2】自分の思い通りに動く子どもは"良い子"、動かない子どもは"悪い子"とみなす親は、なぜ毒親なのか?
食事の支度を
手伝わない夫に対し、
「ねえ!
ご飯できたよ!!」
「配膳くらい
手伝ってよ!!」
と、毎日のように
ブチ切れていた時期がありました。
![](https://assets.st-note.com/img/1716281297969-yQgudc6jN3.jpg?width=800)
しかし
「手伝わない」
とは言っても、
夫は在宅勤務中。
決して遊んでいる
わけではなく
仕事をしているわけです。
![](https://assets.st-note.com/img/1716281423002-hMUJ1iU1TG.jpg?width=800)
しかも夫は
決して
家事が苦手なタイプではなく、
むしろ
積極的にやってくれるタイプです。
そんな夫に対し
食事の支度のタイミングで
何故かイライラが募り
「手伝ってよ!!」
と
キツくあたってしまう。
![](https://assets.st-note.com/img/1716281449717-RGbyvtS7wF.jpg?width=800)
この時、
私の心では
一体何が起きていたのでしょうか?
![](https://assets.st-note.com/img/1716281567635-TcKGTr5J2a.jpg?width=800)
まず、
一番に思い当るのは
私と母親の関係です。
![](https://assets.st-note.com/img/1716281753144-pCn3WDest2.jpg?width=800)
「ねえ!
ご飯できたよ!!」
「配膳くらい
手伝ってよ!!」
↑このセリフ、
思い返せば
母親の口癖でした。爆
![](https://assets.st-note.com/img/1716362198416-763xg9qcqU.jpg?width=800)
そして、
このセリフを聞く度に
当時
子どもだった私は、
宿題に取組む
手を止めては
急いでキッチンに移動し、
食事の支度を
手伝っていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1716282091513-5ftNg3quwQ.jpg?width=800)
母親の機嫌を
これ以上
悪化させてはならない!
と思いながら。
![](https://assets.st-note.com/img/1716282415037-i6BzGRFGQu.png)
一般的に見たら、
「食事の支度くらい
教育の一環だろう」
「家の手伝いは
積極的にするべき!」
という意見を
持つ方も
いらっしゃるかと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1716282631029-KSoabnXLcN.jpg?width=800)
はい。
その通りです。
確かに
家の手伝いは大事です。
ですが、
ここでの問題は
そこではないのです。
ここでの
一番の問題は、
子どもである私が
母親の不機嫌に
怯えながら
嫌々
手伝っているということ
そして
手伝いを促す
母親自身が
なぜか
毎度キレていた
ということです。
![](https://assets.st-note.com/img/1716282767922-zRV3e8SRR7.png)
食事の支度の度に
なぜか
不機嫌な母親
そして
そんな
不機嫌な
母親の顔色を伺いながら
嫌々手伝う子ども(私)
![](https://assets.st-note.com/img/1716283028543-S0af0cisRw.jpg?width=800)
嫌な記憶しかない
このような親子関係を
続けた結果が
こちらです。↓
「ねえ!
ご飯できたよ!!」
「配膳くらい
手伝ってよ!!」
と、
食事の支度の度に
亭主にブチ切れる
自分(毒嫁)の
爆誕です。
![](https://assets.st-note.com/img/1716283558818-yAyOYsi60x.png?width=800)
はい。
見事に
母親を完コピした自分の姿が
そこにはありました。
![](https://assets.st-note.com/img/1716283580892-ISqppvJq5A.png)
その心はこうです。
「おい!私は
母親の顔色を
伺いながら
食事の手伝いを
してきたんだよ!」
![](https://assets.st-note.com/img/1716283698853-qci3o8diMD.png)
「なにボケーっと、
自分の作業に
没頭しちゃってんの?」
「私と同じように
オマエも
手伝え!」
「そして
私と同じように
オマエも
苦しめ!」
![](https://assets.st-note.com/img/1716283684100-RATumjZw0r.jpg?width=800)
自分が
禁じられてきたこと
(ここでは
食事の支度をせず、
自分の作業に没頭すること)を
している人(夫)
を見ると
快く思えず、
キツくあたって
しまっていたのです。
それが例え
仕事中の人であったとしても。
![](https://assets.st-note.com/img/1716283894783-mSSA4pyVfA.jpg?width=800)
>手伝いをする夫は
"良い夫"
>手伝いをしない夫は
"悪い夫"
このような
「基準」が
知らずのうちに
根付いていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1716284129083-zeOqQUFzaa.jpg)
なぜなら
子どもの頃、
「手伝うアスカ」
しか
認めて
もらえなかったからです。
![](https://assets.st-note.com/img/1716284293115-1cTFVxiZhS.png)
そんな「基準」を
持つ私は、
食事の支度を
手伝わない夫を前にして
『ウチの夫は
食事の支度もやらない
ダメ亭主!!怒』 と、
一方にキレて
そして
ストレスを
溜めていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1716284342138-idRll5xGhs.png?width=800)
手伝わない夫=悪い
けれども、
落着いて考えれば
おかしな話ですよね。
まず、
夫は遊んでいるのではなく
仕事中なのですから。
![](https://assets.st-note.com/img/1716284394455-wupnwfTqz4.png)
それに、
平日は難しくても
休日は
積極的に食事を作ってくれている。
![](https://assets.st-note.com/img/1716284462168-Q7VPLapmCx.png)
世間的に見ても
家事にはかなり積極的な方。
夫が
"やってくれていること"に
目を向ければ、
平日の
食事の支度が
手伝えないことくらい
どうってことない
はずなのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1716284547983-GjpYj9Rppq.png)
けれども、
「基準」に囚われて
怒りを溜め込んでいる私は、
「食事の支度を
手伝わない夫は
"悪い子"だ!」
と、決めつけて
溜め込んだ怒りを
夫にぶつけることに
必死でした。
![](https://assets.st-note.com/img/1716284585403-JYrdmo6zIN.png)
この例を見ても
分かるように、
「食事の支度を
手伝わない夫は"悪い子"だ!」
という
レッテル貼りは、
もはや
夫が問題なのではなく
妻である
私の問題なのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1716362830014-cK48Oe2x5F.jpg?width=800)
つまり
自分の問題を
目の前の夫に
投影
していたのです。
夫にしてみたら、
なんと迷惑な話でしょう。。
![](https://assets.st-note.com/img/1716362672233-dIMZuPFVdl.jpg?width=800)
▶▶子どもを病気にさせる
"毒親"の特徴▶▶
▷特徴 その①:
自分の思い通りに
動く子どもは"良い子"、
動かない子どもは"悪い子"
とみなす親
![](https://assets.st-note.com/img/1716362927318-R2gZ34ddbl.jpg?width=800)
不眠症の夫との関係に悩む中
出会った本、
愛着障害の克服(著:岡田尊司医師)に
紹介されていた
毒親の特徴。
本書では
親子を例に解説されていますが
もちろん
夫婦や友人関係、
職場の人間関係においても
同じことが言えます。
![](https://assets.st-note.com/img/1716363681507-aywRW3xOKO.jpg?width=800)
自分の「基準」こそが
世界の「基準」であると
思い込み、
そしてその
思い込みを
外側の世界に
平気でぶつけまくるのが
私たち人間という
生き物です。
![](https://assets.st-note.com/img/1716363233084-EAhlKxfMnE.jpg?width=800)
こうなってくると、
いよいよ
全人類
"毒親"
であるとさえ
感じずには
いられないのです。
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