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「ハッピーエンドの選び方」という映画を観て思ったこと |終活・エンディングノート・大阪

こんにちは!
大阪で活動している
楽しく生きていくための終活ライフケアプランナー 吉原明日香です!

先日図書館で「ハッピーエンドの選び方」という映画のDVDを借りました。

この作品、2014年に公開されたイスラエル映画で、第71回ベネチア国際映画祭ベニス・デイズ BNL観客賞などを受賞したそうなんですが、映画に疎い私は全然知らなくて、図書館でたまたま見つけてタイトルだけで選びました💦笑

⇓ここからはネタバレになります⇓

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物語は、発明が好きな主人公が、安楽死を求める知人から頼まれて作った【オリジナルの安楽死装置】でその知人を安楽死させてあげたところから始まります。

最初はその知人1人のためのはずが(それでも何度も使うのはやめようとした)、先の見えない延命治療に精神的にも肉体的にも苦しんでいる患者さん本人やその家族達から

【患者自らスイッチを押して苦しまずに最期を迎える装置】

の存在が静かに広まり、「安楽死」を望む人やその家族からの依頼がどんどん舞い込んでしまいます。

そんな中、主人公の妻に認知症の症状が現れはじめ、日に日に進行していく症状に主人公も妻自身も戸惑い苦しみます。
そしてある日、自身の症状に限界を感じた妻が自殺をはかってしまいます。
主人公が気付いたことによって妻は一命をとりとめますが、

《生きることに苦しみを感じながら生きていく辛さ》

が身にしみた主人公は、一度は破壊した【オリジナルの安楽死装置】を作り直し、ついに死を望む妻に【オリジナルの安楽死装置】を使って穏やかな最期を迎えさせてあげる…

というお話でした。(あくまでも私の見解・理解です。)

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うん。
正直、重かったです。
観てて辛い気持ちになりました。

でも少し、安楽死に対する考えが変わりました

私自身は、もし自分に "その時" が来たら、
・延命治療は望まない
・尊厳死を希望する
とエンディングノートにも書いてあるし、口頭でも伝えています。

そしてもし、これから数十年経って、日本の法律や"死"に対する在り方が変わって「安楽死」が認められたとしたら。。??
その時に自分が安楽死を選べる立場にたったとしたら。。。???

私は安楽死を選びたいと思っていました。

理由は、私自身が苦しまなくていいし、何より家族の負担を減らしてあげられる、と思っていたからです。だからこそ自ら望んだ方が良いと。

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でもこの映画を観て、
安楽死を選んだ本人よりも
本人の気持ちを尊重する家族がどれだけ悩み、葛藤し、精神的に苦しみ、悲しむのか…
を知れた気がしました。

安楽死を望む本人は望みを叶えられて満足かもしれません。
もちろん亡くなったあとは、痛みも感じないし、家族の泣き声も聞こえないし、泣き顔も見れませんから…

でも家族は????

本人の希望であることに間違いはなくても、スイッチを本人自ら押すとしても、やっぱりどんな状態であれもう少し生きられた命を「無理矢理終わらせてしまった」という様な罪悪感に苛まれることもあるかもしれません。
もちろん、大切な家族を失った悲しみも大きいと思います。

そこまでの辛い気持ちにさせてまで「自分の死にたい気持ちを優先させる」のはどうだろう?
「果たしてそれが本当に、家族を負担から解放してあげられる最良な方法だろうか?」と、私は今回考え改めました。

例え、
生きていることに意味を感じなくても
生きてるが故に痛みばかりを感じてても
生きてるか死んでるかの区別さえつかなくても

自分の大切な家族が
自分が生きていることで何か救われるのなら
ボロボロな姿でも生きる意味はあるのかもしれない、と思ったのです。


今回はあくまでも映画という
作り物
で、こう考えたワケですが、もちろんこれが私の最終決定ではありません。

私は既に両親を亡くしているので、おそらく将来、舅姑の介護やそれこそ "その時" に立ち会った時に、本当に本当な自分の気持ちや考えと向き合うことになると思います。

その時までも、何度も
自分の死や自分の死による家族への影響
を考えていきたいと思います。

できるだけ暗くならずに…がいいんだけどなぁ(;^ω^)💦笑

この映画の情報☟https://search.yahoo.co.jp/amp/s/eiga.com/amp/movie/81761/%3Fusqp%3Dmq331AQRKAGYAZvqzoCTpYKspAGwASA%253D


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