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ビジネス陽キャ
2024年3月4日 09:12
冬休みも明けた3学期のある日4月の新入生歓迎公演は、僕が1年生の時に全国大会で青森の高校が上演していた脚本でいくことになった。これは生徒総会の前日を舞台にしたコメディ。女子高生にやたらと不利な条件の校則を無理矢理通そうとするモテない副会長と、そいつをただただおちょくりまつりあげる書記、そして真正面から反対する女子生徒会長を軸として話が進むが実は、前日に副会長が女の子に告白し
2024年3月1日 01:38
最後の大会が終わった。そして僕らも日常生活に戻る。夢のような時間だった。片道3時間も離れた会場で、しかも1500人とかいるような舞台で僕らは拍手喝采を浴びたのだ。とは言え、そろそろ受験に向けた準備も進めていかなくてはならない。僕の通っていた高校は前にも書いたようにちょっと特殊で高2の夏頃から完全に受験に向けた授業になるために、参考書とかをそれぞれ持ち込んでの受験対策を延々と
2024年3月2日 00:02
冬の寒さもなかなかな厳しさになりだしたある日。体育の授業があった。東北の真冬は寒い。この日は演劇部のホームでもある古い方の体育館で授業。こちらは建物が古いおかげで隙間風が常に吹き荒れてるから余計に寒い。寒くてあんまりテンションも上がらず、準備体操もほぼせずにフットサルを始めた。寒さのあまり動きたくなかった僕はキーパーに。途中、まぁまぁ盛り上がってきて、フミヲのチームと対
2024年3月3日 00:40
クリスマス公演の日。足も怪我してたし、今回はまったく部活に顔を出さなかった僕は普通に観客として公演を観に来ていた。後輩たちの作る舞台はオリジナルの脚本で、優しくて愛に溢れていた。そして希望に溢れていた。僕の作る舞台では出せない世界観。彼らはしっかりと成長していて、いつまでも僕らの後輩のままではないのだと知った。ロクな脚本がないからと舐めた舞台を披露していた一年生の頃の僕とは