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私のトリセツあんど備忘録 ⑧ ”思いやりがある” と ”自己中心的” は表裏一体?


もう少し、私自身の性格にフォーカスしてみよう。
「私はもともと 無駄に共感力・同情心・罪悪感・責任感が強い」 と書いた
けど、早い話が、私には 人よりややセンシティブな傾向 がある模様。
「繊細」 という表現をを自分で自分に使うのはどうにも抵抗を覚えるので、
「神経質」 「過敏」 くらいにしておこうかと思う。

(今年初めに ”HSP” のことを知ったのだけど、チェック項目で当てはまった
 のは半分強。「このくらいみんなもそうじゃない?」 と思うのだけれど、
 違うんだろうか? ”共感性羞恥” に関しても、ほとんどの人が感じるもの
 だと思っていたけど、昨年末頃にそうではないと知って少なからず衝撃
 を受けた。いずれにせよ、”繊細さん” ぶりたいわけではないからね)



「無駄に共感力・同情心・罪悪感・責任感が強い」 というのは、例えば同窓会
なんかでポツンとしている元同級生の姿が目に入ってしまうと、放っておけ
なくてさりげなく声をかけてしまう、といえばイメージが伝わるだろうか。
(こういうところも粘着質で依存心の強い人を寄せてしまう一因 なのだろう
 けれど)

これは 「やさしい」 のとは断じて違う。
だってポツンの人を放っておけないのは、やさしいからじゃなく、自分が
居たたまれないからで (これも共感性羞恥の一種?)、勝手に相手の心情を
推し量っているだけ
だからだもの。

「いいね」 をくれた相手を、「ナシだな」 と思う一方で 「ナシだなんて思って
申し訳ない」 とちょっと落ちこんでしまうのもそのせいで、まったくもって
矛盾 している。



「断る」・「拒否する」・「注意する」・「ダメ出しする」・「苦言を呈する」 ことも
苦手
で、極力丸く収めようとしてしまいがちだ (「この程度のことなら・・・」
と我慢してしまう)。
もめごとや感情的なぶつかり合いを避けたい、波風を立てたくない、よく
いえば平和主義、ありていにいえば事なかれ主義ということになっちゃう
のだろうか  (※ どうしても許しがたいくらい激怒した場合はまた別)。


なぜ私は、断ったり拒否したり注意したり (以下略) するのが苦手なのか?
それはやはり、断られたり拒否されたりした側の心情を、勝手に想像して
しまうから
だと思う。
「私だったらどう思うか」 と 自分に置き換えて考えてしまう



この思考のくせは、何も断ったり (以下略) する場合に限ったことではなく、
相手に利することをする時も同様で、これは私以外の人にも覚えがあるん
じゃないだろうか?

「私だったら、○○ をしてもらったら感謝するし、お返しするけどなあ」
(あんなにしてあげたのに、どうしてあの人はそれに応えてくれないの?)

少し極端に表現してしまったけれど、いわゆる ”尽くす” タイプの人が
陥ってしまいがちのあのパターン。

やってもらいっぱなしでそれに甘える相手も褒められたものじゃないが、
頼まれもしないことを自発的にさんざんやってあげて、相手からのリアク
ションが自分の意に沿わないと嘆くあれ。

「頼んでないだなんてひどい」
「相手は喜んでたし」
「もともと見返りがほしくてやってあげていたわけじゃない」
「それじゃ、やってあげたいという気持ちを押し殺して、強いて何もしな
 ければいいっていうの?」
と、私も昔は思っていた。

この ”やってあげたい” の正体は、なかなか厄介 だ。
言い換えれば、やってあげるの 動機づけが ”無償の愛” なのか ”下心あり”
なのか、区別をつけるのはむずかしい


下心をいだくことが必ずしも悪いとはいわないし、自分の下心をはっきりと
自覚しているのならむしろ気持ち的には楽かもしれない。

ただ、往々にして 自分では無償の愛のつもりであっても、その実、相手の
意思や願望を独り決めしているだけ
、というのが厄介なのである。
(嫌がられることが多いサプライズ、フラッシュモブなんかは、まさにその
 典型)

相手のために何かをするというのは、充足感を得られること なのだ。
自己満足を自己満足だと認識できていれば、「報われない」 という心理に苛ま
れることもないだろう。
ただ自分の心の奥底にある 「報われたい」 と思う気持ちをどうコントロール
するか、それが問題だ。

とにかく、やさしいと自己中は紙一重 だということを、常に頭に置いておく
べきってことかな。

(自分の居たたまらなさを解消するための行為は、多少なりとも相手のために
 なるだろうに、その副産物が粘着さんホイホイではさすがに理不尽だと思う
 のだけど、そういう場合は適切な振り切り方を実践することが必要になる、
 ということだろうか? 自分ファーストのへ道は遠すぎる 💧)


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