エッセイ 「感受したことを信じる」
これは、実際にいる女の子「あーちゃん」のことを書いたお話しです。
目次
・はじまり
・頭の中心で9cmのあなたと巡り合った
・あなたはだあれ?
・心の声と風が届けた自由
・MRI中の、フィルハーモニー。
「感受したことを信じる」
あーちゃんは病室のベットに仰向けになって目を瞑りMRIの検査中に観た飛び交う宇宙のような映像を思い出していた。
(🔗前回の記事)
全身に染み込んだように全く忘れようにないからだった。あーちゃんの内に広がった映像の景色に愛でる氣持ちがいっぱいだった。
ある確信も深まっていった。
大宇宙(マクロコスモス)と小宇宙(ミクロコスモス)の後者は人間のことを宇宙の構造になぞらえて示すがまさにその感覚だった。あの景色・空間から伝わるエネルギーがこの心身にあらゆる全てに存在することを感じていた。
ものすごい波動の共鳴感だった。波動のかたまり、集まり、舞い。がんもそう。
MRIもその検査室もそうだし、あーちゃんの心身や細胞も、家族や友人や人々や地球や宇宙も同じ。それは、森羅万象であり「色即是空、空即是色」であり全てはひとつ、そういえるような感じだったのだ。
15歳のあーちゃんはこの言葉も知識も概念もなかったが、あの感じた全てが「なんか、こう感じる」が全身に行き渡っていた。それは、本当に至福な感覚で満ち溢れた。それから根拠なき確信のようなものがどんどん広がった。
けれど、今このまま話したら「あーちゃんだね〜w」と、あーちゃんあるあるの不思議な想像の世界として伝わってしまうのかもと思った。何よりどうやって言葉(言葉を超えちゃう)にしたらいいのかわからず、ココロのポケットに入れて一緒に過ごすことにした。
しかし、この感受したことは後にあるゆる現れとなり癒しとなり生命エネルギーの活性となり、あーちゃんの生み出したがんのクリアリングと進化となっていくのだった。
私たちには、どうしたってどうにもならないことも少しある。各々の寿命もある。しかし、どうにかなり何とかなることがものすごく満ち溢れていて、その可能性も無限にある。どちらも感じて受け入れる瞬間から可能性は生まれていく。感受したことを信じることで生みた出す影響は凄まじい。
そして、人の心身はこの自然界と地球と宇宙と同じ働きをしている。それは凄まじい美しさと生命とエネルギーのシンフォニー。
あーちゃんは、ドクンドクンと鼓動の響きを波紋を、目を瞑ったままベットに仰向けになってゆっくり感じながらいた。
そして、あーちゃんという命はやはりこの身で半年後も生きるんだな。いや、生きる。というものすごくコアなところからの確信と信念が巡っていた。
つづく
ASAKI DOI
Insta | @asakidoi
HP | https://asakidoi.com
BIO
15歳より半年の余命宣告・再発と共に15年ガンと共に生きる。
様々な療法(放射線療法、化学療法、自然療法など)を実践、精神性そして肉体的な学び、エネルギーの意識、霊性が深まる体験を重ねる。自らがんを創り、そしてクリアに浄化した波動やエネルギーをMRIの検査中にヴィジョンでみる。
呼吸、浄化、感謝、笑顔そして愛がどれほど生命に巡っているか潜在と顕在の両方で生命力の循環を体験する。自然療法の一貫として出会ったヨガは、後に100歳の方も参加するクラスを担当するヨガインストラクターに。
しかし、サインやメッセージとあらゆる現象がどんどん起こり転機と共にエネルギーワーカーとして生きることを決意。
現在はイラストの創作や生まれ持つエネルギー感覚の素質を活かしたヒーリングや呼吸法、占星術を取り入れたセッションを通し癒しと浄化を促し、より心地よいめぐりへのサポートを行なう。
また、がんの経験や今なお学びつづける心身・精神性・意識・神聖な古代の知恵など、生きること・ホリスティック・ウェルネスライフを活かしWell-beingに関する活動の場も広げている。
感謝と笑顔、Loveと共に。
この、あなたとのシンクロに心よりありがとうございます。
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