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藍月なくるさん1stワンマンライブ『クラリムステラ』感想記事

初めに  藍月なくるさんの1stライブ『クラリムステラ』に行ってきました。  今回はその感想記事になります。  ライブのネタバレ、オタクの感想や妄想を含みます。また私は藍月なくるさんの楽曲に詳しくありません。初期の頃やEndorfin.方面の曲には手を出せていません。  ご注意ください。  藍月なくるさん。  実はらぷりから知って、その後に聴き始めたのが藍月なくるさんの楽曲からでした。  らぷりもハマったのが『純情アンビバレンス』からだったので、知らず知らずのうちに藍月

    • 棗いつきさん1stワンマンライブ『SEEK for MYSELF』感想記事

      ※棗いつきさん2ndワンマンライブ『パラレルショット』の記事を書いていた際に、私の執筆アプリの中から発掘された物です。 確認すると投稿していなかったので供養がてら放出しておきます。 ……なんで私、日記代わりに書いてたのにこんなブログ調の文章なんでしょうか? 6月の私どうした? 初ライブでおかしくなってたのか?  棗いつきさんのソロワンマンライブに参加しました。  ライブに参加するのはこれが初めて。  初めに到着して思った事は「私はライブを舐めてたな」です。  物販の待機列に

      • 棗いつきさん 2ndワンマンライブ パラレルショット感想

        前書き 1月27日に開催された棗いつきさん2ndワンマン『パラレルショット』感想となります。  この内容はライブの内容を含みます。ご注意ください。    棗いつきさんの2ndワンマンライブに行ってきました。  1stで過去と今の作風を物語に取り入れてライブに仕上げていた棗さんの2ndライブです。  演出が凝っているという事前の情報もあり、絶対に何か仕込んであると想像はしていました。  概念3Dを使うのだろうか。もっと物語色を強めて来るのかな。  色々と想像はしていましたが

        • 竜に願いを(Triptych Symphony二次創作小説)

          前書き らぷりアドベントカレンダー 16日目の記事です。 前回の記事はこちらになります。 次回の記事は下記となっております。 公開後挿入予定 注意事項 ・今作はTriptych Symphonyを元にした二次創作小説です。 ・オリジナル要素が多数含まれております。 ・nayutaさんがヒロイン、いつきんくるが世界を滅ぼすお話です。 上記の内容が苦手な場合がブラウザバックしてください。 以下より本文が始まります。  本文1.世界の終わり  人々の頭上を2匹の竜

        藍月なくるさん1stワンマンライブ『クラリムステラ』感想記事

          棗いつきさんアルバム『HYPNO SONIC』感想 

          注意 この記事は棗いつきさんのアルバム『HYPNO SONIC』とその特典小説の内容を含みます。 ご注意ください。 はじめに   ようやく休みの日が来たので棗いつきさんの小説と音楽の感想です。  投稿にも書きましたが、10万字の小説と6曲の楽曲の複合の感想を140時でまとめようとすると「面 白 か っ た で す ! !」としか書けなくなるのでここで記載します。  ちなみに私は『音楽を聴く→小説を読む』という流れです。  また小説の内容にふれますのでご注意ください。ま

          棗いつきさんアルバム『HYPNO SONIC』感想 

          推し短歌~藍月なくるさん&nayutaさん~

          藍月なくるさんとnayutaさんについて上記の前回の記事の棗いつきさんと、そして今回の藍月なくるさんnayutaさんは3人で「La priere(らぷりえーる)」さんというユニット活動をされています。 元々最初に知ったのがLa priereさんからでした。 そのため、まずそれぞれ個人の記事を書いていこうと思ったのですが……。 はい。思うように時間が取れずにこの記事で書いていこうと思います。 いや、おかしいですね。何でなのでしょうね。 ちなみに何故か私の傍らにクリア済みの『イ

          推し短歌~藍月なくるさん&nayutaさん~

          推し短歌~棗いつきさん~

          棗いつきさんについて皆さん、棗いつきさんを知っていますでしょうか? 株式会社一二三所属の主に同人音楽で活動されてる方です。 「リアルとバーチャルを行き来するシンガー」として活動をされています。 詳しい内容はYouTubeチャンネルをぜひご覧になってください。 私に「推し」という言葉の意味と「ライブ」の楽しさを叩き込んでくれた方です。 ①咲き開く ガラクタの花 捨てられた いつかの思いも 養いとしてまず一曲目『Garbage Flower』という曲です。私の一番好きな曲です。

          推し短歌~棗いつきさん~

          「彼女と交わす取引と、そして普通を望む化物の学校生活」第24話(終了)

          『――へぇ、じゃあ次のマッチング相手見つかったんだ。良かったね!!』  画面の中ではいつものローレルの定期配信が合っている。  どうやら以前の配信で振られたリスナーが再びデートにこぎつけたようだ。  嬉しそうにローレルが祝福の言葉を述べている。  そして時間はあと少しで23時になろうかという時間だった。  拾われる話題はあと1つ程だろう。 「……ふぅ」  私は震える指と心臓を意識しながらキーボードを操作していく。  こんな事をして良いのかいやただの自意識過剰か、と嫌な速さで思

          「彼女と交わす取引と、そして普通を望む化物の学校生活」第24話(終了)

          「彼女と交わす取引と、そして普通を望む化物の学校生活」第23話

          「あ、先生居た居た」 「……千里さん、貴方ね?」  瑞香から一方的に電話を切られてから一時間程、彼女は悠々と歩きながら姿を現した。  既に日が落ちかけている廊下に瑞香が歩いているといつかの再来のようだ。  懐かしくは思いながらも、私は口調と表情は不機嫌を装いながら言葉を続ける。 「一体何を……」 「だから、電話でも言ったでしょ? フリークスがいて殺したって。鈴谷の部屋に行けば死体が残ってるよ」 「そこは疑っていないけど……」 「でもしょうがないでしょー? 相手は飢餓状態で私の

          「彼女と交わす取引と、そして普通を望む化物の学校生活」第23話

          「彼女と交わす取引と、そして普通を望む化物の学校生活」第22話

          「……ここ、かな?」  瑞香がやって来たのは世帯者向けのマンションだった。  1人暮らし用に比べて明らかに部屋数が多い。  しかし、オートロックなどは無くいわゆる高級住宅では無い。  瑞香は頓着していなかったが、医者が住んでいるにしては貧相な場所だった。  番号から鈴谷の部屋を探し出した瑞香は扉を開ける。  一歩部屋の中に入ると、鈴谷は足を止めた。  険しい顔で部屋の中を見渡していく。  室内はシンプルなものだった。  履いてすぐの扉はおそらく水回り、正面にはリビングが見える

          「彼女と交わす取引と、そして普通を望む化物の学校生活」第22話

          「彼女と交わす取引と、そして普通を望む化物の学校生活」第21話

          「ったく、当たったんだから死んどきなさいよ」  鈴谷が走り出したのを確認し、思わず自分の口から悪態が漏れてしまう。  あの再生速度からかなりの体力だろうと想定はしていたが。 「頭と身体吹き飛ばしてもまだ動けるとか一体どうなってるのよ!!」  正直まともな個体ではない。そもそも一体どのようにしてフリークスになったのか。  駆け寄って来る鈴谷は人間はおろか、フリークス離れした速度を出していた。  瑞香の拘束も無いこの状況でライフルで狙い撃つのは無理だろう。  だから機関銃や小銃を

          「彼女と交わす取引と、そして普通を望む化物の学校生活」第21話

          「彼女と交わす取引と、そして普通を望む化物の学校生活」第20話

           数十分後、高校にたどり着いた瑞香の視界が、グラウンドの中央に立っている鈴谷を捕らえた。  未だ距離があったが鈴谷が手を振ってくる。  それは彼女が瑞香と同じ視力を得ている事の証明だった。 「そこで動かないでください」  グラウンドに足を踏み入れようとした瑞香を鈴谷が制止する。  言葉通り素直に瑞香は足を止めた。 「随分時間がかかりましたね?」 「バス使えばこんなもんでしょ?」 「貴方ならバスより早いでしょうに?」 「冗談。それで珍獣としてTVに映されろって?」 「……なるほ

          「彼女と交わす取引と、そして普通を望む化物の学校生活」第20話

          「彼女と交わす取引と、そして普通を望む化物の学校生活」第19話

           彼と出会ったのは医者になってしばらくたった時だった。  飲み会に誘われて、好みの男性と出会い、ただ一夜を過ごした。それだけのはずだった。  たとえ相手が屑男だったとしても、一夜の過ちと流すことはできる。  私にとっての最悪は、その男が人間では無かった事だった。  そして悪夢が始まった。  血を吸われ、逃げられないように監禁され、死なないように食事を与えられる。  彼は言っていた。  自分は優しいのだと。  殺しはしない、生かしておいてあげるのだと。  簡単に吸い殺して正体が

          「彼女と交わす取引と、そして普通を望む化物の学校生活」第19話

          「彼女と交わす取引と、そして普通を望む化物の学校生活」第18話

          「……っ? ん、んぁ?」  瑞香が覚醒し、まず理解できたのは眩しさだった。  瞼を閉じていても感じる事ができる光。  普段眠る必要のない彼女にとって初めての体験だった。  あぁ眠るっていうのはこういう事なのか、と未だ覚醒しきらない頭で理解する。 「あら、目を覚ましたの。早かったわね」  近くから発せられた声に瑞香は顔を右に向ける。  そして拘束された自分の腕の先に、スピッツに保管された血液を見つめていた鈴谷蘭が居た。  スチールの事務机に上には顕微鏡や何かの薬品、そして赤い血

          「彼女と交わす取引と、そして普通を望む化物の学校生活」第18話

          「彼女と交わす取引と、そして普通を望む化物の学校生活」第17話

          「こんにちは、千里瑞香さん」 「えぇ、こんにちは」  瑞香がクリニックに向かうと白衣姿の鈴谷蘭が彼女を出迎えた。  先ほど小町を見送った後そのまま残っていたのだろうか。  誰も受付の居ない待合室で鈴谷が1人立っている。 「ごめんなさいね、急に来てもらうことになって」 「いえいえー。こちらこそ急に1年前の健康診断の事で連絡してごめんなさい」 「いいんですよ。ですけど、それにしても急にでしたね? 何か気にある事でも?」 「えぇ、保健室の先生からその事で話があって。あ、小町ハイデン

          「彼女と交わす取引と、そして普通を望む化物の学校生活」第17話

          「彼女と交わす取引と、そして普通を望む化物の学校生活」第16話

          「あー……っ、もう!! なんだあの腹黒女!?」  私は憤りながら目の前に置かれたサンドイッチを口の中に頬張っていく。  揚げたてのカツに新鮮な野菜、そしてこんがりと焼き上げられたパン。  率直に言って美味しい。両手でやっと抱えられるほどのサイズは、以前食べきれずにテイクアウトしたものと同じ大きさだ。  しかし今日の私は自分でも驚くほどに、そのすべてを胃の中に落とし込んでいく。  何故今日に限ってここまで食欲が増しているのか。  おそらく先ほどまでの会話でかなりのストレスを感じ

          「彼女と交わす取引と、そして普通を望む化物の学校生活」第16話