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日本人はなぜこんなにも英語が苦手なのか?それを解決する英語聴覚・急速強力開発メソッド


多くの人が思っているように、日本人は世界でも英語が苦手なほうとされています。
日常会話で使うような文法と単語の大半を高校生までに習っているにもかかわらず、実際に外国人と会話する場面になるとうまく会話ができないという人は多いはずです。日本人としか関わっていないとそれが当たり前に感じてしまいますが、実際に中国人台湾人韓国人など、隣接するアジア圏の人の友達がいると、彼ら彼女らが英語にあまり抵抗がなくそこそこ会話できてしまうパターンの多さに気づくはずです。
日本はデータが示す通り、英語が苦手で、特に教科書や試験などの仮想空間ではなく実世界での会話が苦手です。
これは、教育の問題(スピーキングが弱い)や島国であるなど、さまざまな要因が考えられていますが、実はほぼ気付かれていない大きな問題があります。
それは「聴覚」です。聴覚というと、「英語耳?そんなの知っているよ」と思う人も多いかもしれませんが、ここで言っているのは英語耳という抽象的な概念ではなく、日本語と英語の周波数帯が違うから聴き取ることができないということを述べています。
また、それと同時に英語は短前打音が含まれ、言語のリズムの頭が1拍前にずれています。世界の言語でも、日本語のようにアクセントが拍の冒頭にくる言語は少なく、英語を含む多くの言語はアクセントがくる音の前に弱い音がきます。これを音楽で使われる用語を使って、ここでは短前打音(=アウフタクト)と呼びます。
この短前打音そのものは日本人の耳にも認識できるのですが、短前打音に来る音は母音ではなく、歯擦音など子音が中心です。子音は母音より周波数帯が高い傾向にあります。つまり、この子音が前に来ることと、子音の音が高周波数なのが同時に起こると、日本人の耳には聞き取れなくなり、英語の2拍目が日本人の1拍目として認識されます。
そして、それに加えてアメリカ英語はリエゾン(単語の最後と次の単語が合体すること)現象があり、英語でいう1拍目を聴き逃しているわけですから、単語の最初と最後が合体すると聴覚の抜け落ちが大量に発生します。そのため「リアルでの会話は苦手でも学校のテストや英語字幕などの文章は読める」とい う状態が多発します。
これが、学校教育でしっかり英語を習得していても、リアルな外国人と外国で喋ると急激に英語が聴き取れなくなる原因です。
学校の試験に出てくる外国人はいわゆるフィクションであり、仮想空間の存在です。あえて日本人向けにチューニングされている擬似外国人と言えるでしょう。
実際に外国のマクドナルドの店員などが喋っている高速でリエゾンしている言語は、経験がない人からすると全く別の言語に聞こえてしまいます。しかし文章に起こすと「意外と大したことがないな」となるでしょう。そのくらい、リアル外国人(特にアメリカ)のリエゾンは強力であり、日本人の聴覚の落ちを発生させます。

ちなみに余談ですが、アメリカでの英語が聴き取れなくても、タイやマレーシアで話されている英語などはリエゾンが弱く、聴き取りやすい場合もあります。
英語が聴き取れないから外国語に苦手意識を持っている人は非常に多いのですが、実は言語によって聴き取りやすさが違います。
例えば、中国語、モンゴル語、英語などのように舌をあげて口を籠らせる発音がある言語は、それも日本人の聴覚では聴き取りにくいのでリエゾンとそれが併発すると難易度が跳ね上がります。そのため聴き取りでは英語は最難関レベルになっています。しかし例えばイタリア語やドイツ語、韓国語、ロシア語、ラテン語などは実はリエゾンが少ないため聴き取りやすく、英語に比べて文法は複雑ですが音は日本人の得意な周波数帯でも聴き取ることが容易です。また、イタリア語は書いてある言葉通り読みますが、特にアメリカ英語は書いてある文字通り読むわけはなく、さらに困難となります。(これは英語が古語から進化してくる過程に原因があります。)つまり、言語習得自体の難易度というよりは圧倒的に聴覚が難易度を跳ね上げる原因となっているのです。

喋るのがうまくできないのも、そもそもちゃんと聞けていないから再現が困難になっています。赤ちゃんは自然と親の言語の音を真似しますが、聴覚が遮断された状態の子供ですと発音がほとんど不可能になります。発音や文法習得、会話あらゆる要素は、音からのインプットの影響が非常に大きいのです。では、これをどう解決したら良いかが、英語習得を強力に加速化させる方法です。 ここまで読んで興味を持たれた方には、大変有効な方法だと思います。
また、できるだけ自動化して簡単に習得できるようにいたしました。今までの英語習得方法からすると、不思議で面白い方法に見えるとおもいますが、読んだら試してみるとチューニング現象(日本語を聞いても英語に聞こえてしまう現象:以下に解説)が発動していることを感じられるはずです。ぜひ読んで楽しく実施してみてください。

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