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シンガポールでSTAY@HOME 11月19日(日)通算1321日目 グリーン(DORSCON)279日目

シンガポールでは2023年2月13日に、病気のリスクを示す指標であるDORSCONが鳥インフルエンザ等と同じ緑に変更され、公共交通機関におけるマスクの着用義務が撤廃されました。以前の生活に戻ってきていることを日々実感していますが、WHOの明確な終息宣言はないままです。当地での様子を引き続き記していますので、お付き合いいただけますと幸いです。
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11月19日(日)通算1321日目 グリーン(DORSCON)279日目

 先日、日系のスーパーで越後桜の純米大吟醸を見つけた。以前安売りになっているのを購入して以来すっかりお気に入りとなったが、保管の問題もあるためあまり頻繁には買っていない。その日も、そのままスルーしようとしたのだが、よく見るとパッケージが少し変わっている上に前程ではないものの、安売りになっていた。何か変化があったのかもしれないと考えて、家に在庫はあったが、買うことにした。

 レジを終えて店を出てから、母に「家にあるのは2022年、今日買ったのは2023年に製造されたものじゃないの?」と尋ねられた。言われるまで、単なるパッケージの変化と多少の違い位しか想定していなかったが、確かにそもそも作られた年が違う可能性はある。帰宅してから確認すると、母が指摘した通り、確かに製造年が違っていた。また、書かれている文字から推測するに、製造している場所も違う可能性がありそうだ。

 いつも紅茶でやるように、同じお猪口にどちらか分からないようにして2種を入れて、飲み比べてみた。注いだ時点で2022年は1年が経過しているためか少し色が濃く見えたが、味はどこまで違うだろう、と口を付けるまでは結構疑問だった。飲んでみると、同じ名前と製法の酒だとは思えない位の差異がある。

 まず、2022年はしっかりとしており、串カツなどのパンチのある和食と組み合わせられそうな味だ。むしろ、何もつまみがないとバランスが悪く感じるかもしれない。米の味も強く、どっしりとした飲みごたえがあった。一方2023年はすっきりと軽やかで甘い麹の味わいがあり、非常に飲みやすい。スルスル飲めてしまいそうな印象で、むしろおつまみはない方が良さそうだ。強いて合わせるなら、マスカットとブラッターチーズのカプレーゼ位だろう。

 2022年は私の家で単に保管していたものなので、決して良い環境だったとは言えないとは思う。そのため、今回の比較も全てが揃った条件とは呼べないが、恐らく今回感じた差異は保管状況以上のものだったと推測する。また、気になる銘柄があったら、今回のように比較を楽しみたい。

越後桜の純米大吟醸。右が2022年、左が2023年製造。
飲み比べてみた。色が濃い①が2022年、淡い色の②が2023年製造だった。

去年(2022年11月19日)の記事はこちら↓

一昨年(2021年11月19日)の記事はこちら↓

3年前(2020年11月19日)の記事はこちら↓

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最後までお読みくださり、ありがとうございました。




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