見出し画像

シンガポールでSTAY@HOME 5月14日(金)通算403日目 フェーズ3の138日目 (続フェーズ2?の7日目)

2020年の4月に開始されたロックダウンから、遂に最終段階であるフェーズ3に突入していましたが、感染者数や変異株があること等から、5月16日より外食ができなくなり、在宅勤務が基本に変更されました。家や街の中で感じたこと、その時のニュースに対する考えなどを書いていきます。短い文章ですが、引き続きお付き合いいただけますと幸いです。

―――――

5月14日(金)通算403日目 フェーズ3の138日目 (続フェーズ2?の7日目)

 日本の祖母が住む辺りでも、ワクチン接種の予約が開始になった。ただ、ニュースなどで見る通り、コールセンターには繋がらず、かかりつけ医の居る病院に電話すると既に予約でいっぱいとのことで、ネットでの予約以外に道がない。祖母は現在一人で暮らしていることもあり、誰かが隣に居て代わりに予約するということもできないため、昨晩LINEを繋いで代わりに予約することにした。しかし、ここで問題が起きた。シンガポールから、予約専用のウェブサイトにアクセスできないのだ。

 どうやら、海外に居る親族が手伝うという想定がされていないらしい。仕方がないので、自治体のウェブサイトに掲載されている、ネットでの予約方法を参照して私が指示しながら、それに沿って祖母がiPadで操作をすることにした。多くの高齢者がネットでの予約にハードルの高さを感じていることは知っていたし、祖母自身もその中の一人であることは理解していた。それでも、祖母は投げ出すことなく、2回分の予約に成功した。

 ふと、母が当地で新型コロナのワクチン接種の予約をしたときのことを思い出した。当地では1度目の接種を登録すると、自動で3週間後の日付が計算されて、空きが探せるようになっている。一方、日本の祖母が居る自治体では、自分で3週間を計算する必要があった。正直この時点では、日本のシステムを面倒だと思った。しかし、実は利点もある。例えば6月30日を1度目として予約しておき、後で6月9日を2度目として予約しても、システムが予約を保持したまま、日付順に並べ変えてくれるため、1度目が6月9日に修正されるのだ。

 当地に居ると日本のワクチン接種は遅いと思うし、新型コロナの対応に関して良い印象がない点も多い。しかし、日付順に修正してくれるシステムのように、悪い点ばかりではないのだ。海外から代わりの予約ができなかったのは残念だが、多くの人が最善を尽くしているその姿を、システムの向こうに見た気がする。

―――――

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?