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シンガポールでSTAY@HOME 3月20日(月)通算1078日目 グリーン(DORSCON)36日目

シンガポールでは病気のリスクを示す指標であるDORSCONが鳥インフルエンザ等と同じ緑に変更され、公共交通機関ではマスクの着用義務が撤廃されました。以前の生活に戻ってきていることを日々実感していますが、WHOは収束宣言をしていません。当地での様子を引き続き記していますので、お付き合いいただけますと幸いです。
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3月20日(月)通算1078日目 グリーン(DORSCON)36日目

 病院でどのような症状を説明しても「そうですか」としか返事しない医師に、当たったことがある。受診すると決めている以上、当然こちらには何等かの不具合があるので、あっさりとしたコメントしかされないと少し肩透かしを食らった気分になる。どうせなら「大変ですね」とか「なるほど」とか言ってくれたら良いのに、と内心で少し思いながらも診察を終えた。ちなみに返事こそさっぱりしていたが、こちらの症状は理解してくれており、もらった薬で困ることはなかった。

 どうしてあの医師は、あのようなコメントしかしなかったのか、少し考えてみたことがある。患者に対してシンパシーを示して、症状を聞き出しやすくしようという作戦もあり得るはずだからだ。しかし、もしも患者が「どのような薬も、一切飲みたくありません」といった発言した場合、同意を示す言葉は返せない。万が一、医師からの許可が得られたと勘違いされてしまえば、トラブルに発展するだろう。その一方で、話を聞いているという姿勢を患者に示す必要がある。その結果、医師は「そうですか」という言葉に辿り着いたのかもしれない。

 新型コロナウイルスという未知の感染症が流行して、世界中の医師は患者の変な言葉に振り回されたことだと思う。「そうですか」ではないかもしれないが、きっと多くの医療従事者が相槌のような言葉を連呼していたのだろうと推測してしまう。

去年(2022年3月20日)の記事はこちら↓

一昨年(2021年3月20日)の記事はこちら↓

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最後までお読みくださり、ありがとうございました。




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