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シンガポールでSTAY@HOME 2月26日(日)通算1056日目 グリーン(DORSCON)14日目

シンガポールでは病気のリスクを示す指標であるDORSCONが鳥インフルエンザ等と同じ緑に変更され、公共交通機関ではマスクの着用義務が撤廃されました。以前の生活に戻ってきていることを日々実感していますが、WHOは収束宣言をしていません。当地での様子を引き続き記していますので、お付き合いいただけますと幸いです。
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2月26日(日)通算1056日目 グリーン(DORSCON)14日目

 少し前に、シンガポールに同調圧力はないと言うのは嘘だ、といったことをTwitter上で書いている日本人が居た。個人的には感じないで生活しているが、この人の主張は間違っていないと思う。日頃私が同調圧力と無縁でいられるのは、一重に自分が外国人によるところが大きいからだ。

 例えば、結婚へのプレッシャーだ。それぞれの民族内や親族内では「こうあるべき」といった慣習があり、それを感じながら適齢期と呼ばれる世代は過ごしているようだ。実際、子どもの結婚相手を探している親を見たことがある上に、ある程度の年齢になったら入籍している印象だ。その意味で、日本と同じような空気はある。しかし、当地の人から見ると、私は外国人で別の民族になるため、蚊帳の外で居られるのだ。

 また、私も含めて様々な人種が集まっているため、全体を覆う1つの空気というものが存在しない場面が多い。個々に持っている「普通」が違っていることにより、自分にとっての当たり前が相手に無言でも伝わることは滅多にない。シンガポールの政府が新型コロナウイルスの流行に際して細かくルールを明文化してきたのも、こういった背景を考慮してのことだろう。

 やはりシンガポールに同調圧力がない、というのは嘘になる。ただ、少数派である外国人として暮らすことで、多くのものから解き放たれ、あまり感じることなく生活できるのもまた事実だ。

去年(2022年2月26日)の記事はこちら↓

一昨年(2021年2月26日)の記事はこちら↓

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最後までお読みくださり、ありがとうございました。



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