見出し画像

シンガポールでSTAY@HOME 7月20日(火)通算470日目 続フェーズ3強化版の37日目

昨年の4 月にシンガポールはロックダウンを開始して、それ以降徐々に規制を緩和してきました。一時期はワクチン接種も始まり、最終段階と言われていたフェーズ3になっていましたが、変異したデルタ株の流行により、以前よりは少し厳しくなっています。

―――――

7月20日(火)通算470日目 続フェーズ3強化版の37日目

 カラオケとキャバクラを合わせたような店であるKTVでクラスターが発生してから、数日もしない内に、シンガポールにある数少ない漁港の1つでも同様のことが起きた。当初は何の関係性も言及されていなかったこともあり、偶然時期が重なったのか、あるいは漁港で働く誰かがKTVに遊びに行ったことで発生したクラスターなのだろうと勝手に思っていた。しかし、昨日の報道で、漁港で働いていた女性がホステスとしても働いていたと判明したのだ。

 漁港の朝は早いに違いないし、ホステスとしての仕事が終わるのは夜ふけだろう。フィクションに登場するキャラクターならば、個性的の一言で済んだかもしれないが、これは実際の出来事だ。その女性がどういった理由からこの働き方になったのか分からない上に、毎日のことだったのかも分からないため、確かなことは言えない。ただ、生活に必死だったことは予測がつく。

 実を言うとKTVのクラスターの報道を知った当初、ホステスではなく他の仕事をすれば良いのに、と思っていた。個々に色々な事情があることは想像しつつも、もっと自分も相手も安全な仕事があるように思えたからだ。でも、その考えは間違っていたと今回のニュースで分かった。どちらか一方ではなく、両方が必要だったのだ。事情によって起きた事象は変わらないものの、普段無自覚に見て来なかったシンガポールの一面を知ったことは確かのようだ。

参考文献
CAN「KTV and Jurong Fishery Port COVID-19 clusters are 'linked': Ong Ye Kung 」(2021年7月20日11時40閲覧)
https://www.channelnewsasia.com/news/singapore/ktv-lounge-jurong-fishery-port-covid-19-clusters-linked-delta-15249148

―――――

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?