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シンガポールでSTAY@HOME 2月4日(土)通算1034日目 イエロー(DORSCON)285日目

シンガポールで採用されている警戒レベルDORSCONが、新型コロナウイルスの流行以降、2年ぶりにオレンジ色から黄色へと4月26日に変化しました。また、ワクチンが完全接種であれば、入国に検査と隔離も免除となり、一層かつての生活に近づいてきていることを実感します。
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2月4日(土)通算1034日目 イエロー(DORSCON)285日目

 新型コロナウイルスの流行が始まって以降、大体週末は母と一緒に行動している。仲が良いとも形容できるのかもしれないが、どちらかと言えば他の人と積極的に会おうとしない結果と呼ぶ方が実情に近いだろう。大方3年近くそういった生活をしてきたためか、時折別行動になると強い違和感を覚える。

 今日は母が友人に会うことになっており、休日を珍しく一人で過ごす予定だった。最初に予定を聞いたときは、急に出来た時間に何をしようかと少し悩むかもしれない、と思ったが、杞憂ですぐにやりたいことも見つかった。自分の趣味に浸れるのも、一人の時間があるお陰だなあと思っていた位だ。しかし、結局母の予定はキャンセルとなり、私の計画も流れてしまった。

 そういえば、母の職場にはテイクアウトの昼食を買って時折一人で食べる人が居るそうだ。私もその人に会ったことがあるが、社交的な人という印象だった。母によると、職務上でも色々な部署から尋ねられることが多い人とのこと。居場所がないといった意味ではなく、自分と向き合う時間として、敢えて一人になる時間を作っているらしい。この話を聴いたとき、どこの国や地域が出身でも、個々の時間を大切にしたい人は居るのだな、と安易な感想が浮かんだ。ただよく考えてみると、確かに新型コロナウイルスの流行が始まってから、一人の時間は取りにくい気がする。

 一人暮らしの場合はむしろ他人との接点が欲しい位かもしれないが、誰かと暮らしていると案外一人の時間はない。以前だったらどこかに寄り道する習慣があった人も、テレワークで物理的に家から出ないこともある。物理的に出勤しても、感染対策の一環で足早に家路につく人も多いだろう。

 今日の予定こそなくなったものの、自分の時間は取れている方だとは思う。それでも、どこか行動が制限されているような感覚はある。自由に一人の時間を楽しめる日は、もう少し先だと感じている。


去年(2022年2月4日)の記事はこちら↓

一昨年(2021年2月4日)の記事はこちら↓

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最後までお読みくださり、ありがとうございました。



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