明日 月音

建築/美味しいご飯と旅/本を起点に世界を眺めている、建築系 会社員。一級建築士。広島在…

明日 月音

建築/美味しいご飯と旅/本を起点に世界を眺めている、建築系 会社員。一級建築士。広島在住。 3度の美味しいご飯が好き。世界の三大建築家のル・コルビュジエと同じ誕生日。

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建築/美味しいご飯と旅/本 を起点に、私は世界を拡げている

何を起点に世界を拡げているかを綴ることで、自分がどんな人間かを、おおよそ説明できるのではないか、と思いプロフィール記事のタイトルに選んだ。 私が選んだ世界の出発点は、「建築」「美味しいごはんと旅」「本」 この3つのことばに私の生き方が詰まっている。 建築 15才から建築を学びはじめ、今に到るまで、20年以上、建築と関わり続けている。これだけの期間、飽きずに興味を持ち続けられるのは、建築から広がる社会との関わりの射程が、とてつもなく広く、遠いからに他ならない。 建築とい

    • 私生活のプロジェクトマネジメント

      私は家事が著しく苦手だ。 そして、苦手なまま放置し、やることが溜まっていくと、 視界に入る怠惰な状況に罪悪感ばかりが増す、という負のサイクルに嵌っていく。 今週末は、先週の土日勤務の代休で 金曜午後から日曜まで、2.5連休となった。 今、この家の中の状況を改善しなければ、 次の1週間もモヤモヤしたまま過ごすことになる、と思い腰を上げ、 やらなければいけないことを、TODO LISTにやることを書き出した。 ・買い物・・・卵、お酒、洗剤、柔軟剤・・・ ・そうじ・・・トイレ

      • ひとやすみ、 人やすみ + けんちく小話し#01

        ゴールデンウィークがやってきた。 いつも5連休くらいしか取れないけれど、今回は29日〜5日まで、7連休。 そして6日午前だけ出勤して、後半3.5連休とした。 私も参加した方がよい会議はあるけれど、MUSTではない。 休みを取るのでお願いします、と宣言して、休むことにした。 上司にはちょっと嫌な顔されたけど。 ハードな年度末を超えても、新しい課題はジャンジャンとやってくる。 これは燃えそうだなあという案件もあり、毎日緊張感を強いられる。 だからこそ、休むときはしっかりと休む。

        • 日々生活。日々仕事。日々遊び。

          久しぶりの日記です。7月あたりから新しい仕事に追われ、 文章を書く余裕がなかったのですが、文章を書きたい欲がムクムクと。。。 最近、仕事をしていて思うことを書いてみたい。 私は建築に関わるサービスの営業をしている。 例えば、設計監理業務、工事請負業務、維持管理業務など・・・。 また、それらに関わる企画の提案、継続業務の改善の検討も行う。 そんな中で感じるのは、出口の見えない=答えが見えない仕事が、 今、地方都市では、急激に増えているということである。 今の停滞したムー

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        建築/美味しいご飯と旅/本 を起点に、私は世界を拡げている

          いえごもり時間の過ごし方

          ここ3ヶ月くらい、生活の中で、家で過ごす時間が増えている。 外出自粛期間、週2日くらいの在宅勤務、さらに梅雨の季節が続き、 実家での暮らし以来、家で過ごしている暮らしの中で、どんなことを感じたか、備忘的に綴ってみたい。 1.朝ごはんに、おかずが1つ増えた。パン+ペーパードリップコーヒー+果物の何か。 という組み合わせの朝ごはんに、ウインナー、厚切りハム、トマト、キャベツ、など1つだけ、おかずが加わった。(毎日ではないけれど) ささやかだけど、好ましい変化だ。 時差出勤により

          いえごもり時間の過ごし方

          「やさしさ」がつくるチームの関係性

          「やさしい」ということが、風通しがよく、仕事がうまく進むチームをつくるコツなのではないか、と最近考えている。 私が考える「やさしい」とは、相手を尊重する意思がある関係性、ということ。 やさしさは、甘さではない。 相手を尊重することは、年齢、役職、経験、立場などに関わらず、フラットに相手の意見に耳を傾け、率直に意見を言い合える関係性のこと。 やさしさ、のよいことをいくつか挙げると・・・・ ・現場でしか見えない事実を元に気づいた意見や疑問を、共有できる。 ・疑問に感じたこと

          「やさしさ」がつくるチームの関係性

          【働く場を考える】人が集まる場所がある意味って何だろうか?

          STAY HOME週間が延長され、私が住んでいる地方都市では、 多少自粛が緩和された空気を感じるも、 引き続き、在宅勤務やテイクアウトなど、「新しい生活様式」が推奨されている。 私は設計者であり、住宅や医療福祉分野の設計ではなく、 非住宅分野=人が集まる場所を設計していた。 「新しい生活様式」では、 ・会社へ出勤するのではなく、在宅でのリモートワーク。 ・外食は、店舗での飲食ではなく、テイクアウトで自宅で。 ・買い物は、オンラインショッピング。サンプルへの接触は控えめに。

          【働く場を考える】人が集まる場所がある意味って何だろうか?

          【働く場を考える】オフィス空間の「天井」は、必要か?

          建築空間における、物質的な「天井」について、 最近、考えていることを書いてみます。 今回は、建築マニアックなnoteになりますが、 どうぞお付き合いください。 スケルトン天井の人気について、ひとこと言いたい!スケルトン天井とは、内装の仕上げ作業を行なっていない状態の天井。 コンクリートがむき出しの状態なので配管や配線が丸見えとなる。 イメージは、上の画像のような状態である。 10~15年くらい前より、スケルトン天井が建築界隈で流行ってきた。 リノベーションやコンバージョ

          【働く場を考える】オフィス空間の「天井」は、必要か?

          まちづくりの小さな一歩。

          誰でも、自分の立ち位置から、小さな「まちづくり」を 始めることができるのではないか、と考えたことを綴ってみたい。 はじめに 「まちづくり」というと、多くの人が関わる大きな事業のように感じ、 自分には扱えるようなプロジェクトじゃない、と怯んでしまう。 遠い存在に思える、「まちづくり」の切り口は、 実はとても幅広く、誰でも自分の立ち位置から、 小さな「まちづくり」を始めることができるのではないだろうか。 いつかそれらの小さな営みが集合体となり、 魅力的なまちにつながったら

          まちづくりの小さな一歩。

          在宅勤務からの未来の働き方に向けて

          コロナウィルスのために、さしたる準備もなく、強制的に在宅勤務が 始まった。今の所、不慣れな環境の中で効率が多少悪くなりつつも、 都度、ルールやツールや整備しながら、順応している最中だ。 私は、この強制的な働き方改革に、とても期待している。 いうならば、これまで強固で絶対的だった会社という ゲームがリセットされ、新たなルールで再スタートを切っている、 というような気分を味わっている。 いくつか、新しい価値観での働き方がスタートするだろうと、 私が2020年4月26日時点の状

          在宅勤務からの未来の働き方に向けて

          はじめての在宅ワーク <アフターコロナ時代の住宅環境を考える>

          先週金曜日に全国で緊急事態宣言が発令され、 私の勤める会社でも、今週からさらに在宅勤務率を上げる方針が出された そして、本日、私は遅ればせながら人生初の在宅勤務にトライした。 PC環境は、 ・iPad pro 11インチ ・マウス・ワイヤレスキーボード ・専用線による仮想デスクトップ(Windows10) デスク環境は、 ・ワンルーム ローテーブル W800×D500 良かったこと。・平日の朝と昼に家事ができた。 ・自炊昼ごはん、お気に入りのコーヒーとおやつ。 ・在宅時間

          はじめての在宅ワーク <アフターコロナ時代の住宅環境を考える>

          建築設計者の職能とは。 (後編)

          ファーストキャリアで建築設計を選ぶメリットは何か? 前編に引き続き、後編へお付き合いください。 前編はこちら。 C.コンセプト構築力=Dの提案力と近い部分もあるが、Cはよりクリエイティブなデザイン思考に寄った内容、Dは実務的な論理的思考力を中心に分類した。 ①ビジョンを描く力、構想力。  =曖昧な与件に形を与えるスキル。施主は建築の専門家ではないので、   与件を曖昧だったり、要望が纏まり切れていなかったりし、   プロジェクトが右往左往してしまうことが多々ある。  

          建築設計者の職能とは。 (後編)

          建築設計者の職能とは。 (前編)

          ファーストキャリアで建築設計を選ぶメリットとは何か。建築設計を職能として生活を営んでいくのに必要なスキルとは何か、 もしくは、仕事の中で必要に迫られて対応するうちに 自然に身についていくスキルとは何か。 外出自粛により家でたっぷり時間を使い、 組織設計事務所で意匠設計・営業の仕事を行き来しながら 約15年のキャリアを重ねた私の実感を基に、 必要なスキルをタイプ別に分類し、整理してみた。 Aに近いほど、建築の専門分野に関するスキル、 Eに近いほど、どの職種にも共通するスキ

          建築設計者の職能とは。 (前編)

          春の空気と建築という行為の考察

          春夏秋冬、季節はグラデーションのように遷り変わる。 日々、僅かな景色の変化の中、気づけばいつの間にか、 次の季節に足を踏み入れている。 しかし「春」だけは、他の季節とは、境界の明瞭度が違うように感じる。 まるでその日から、突然季節が入れ替わったように錯覚する「何か」が、 「冬」と「春」の境界にはある。 それはきっと、春の色のせいだ。 春が始まる瞬間、目の前に見える風景には色が溢れている。 桜並木の淡い桜色、地草や新芽の若草色、青紫を帯びた空色。 抑制された彩度の冬の風景

          春の空気と建築という行為の考察

          Social Distance 社会的距離と場づくり

          社会的距離を確保することが求められる社会において、 建築という行為による、場づくりは何と無力なのか・・・と困惑している。 コロナウィルス感染防止の最善策は、不要不急の外出をしないこと。 すなわち、皆、家に篭っていなさい、ということである。 2000年代の建築づくりの主題。2000年以降、特に2010年代、東日本大震災以降、建築関係者は、 人との繋がりをつくる場、を主題に、建築を考えてきた。 シェアオフィス・シェアハウス・開かれた公共施設・オフィス・・・。 しかし、社会的

          Social Distance 社会的距離と場づくり

          いえごもり読書日記

          新型コロナウィルスが世界中の日常を支配しているなか、 週末は、家事・散歩・スマホ・動画といったルーティーンになる。 そんな週末も段々と飽きてくると、 本を手に取るのは、やや本好きの部類に属する、私だけだろうか。 家にある積ん読本、amazonのKindle本、徒歩で行ける範囲にある本屋で買い足した本。 コロナウィルスを言い訳に、新しい本を手に入れるのは何とも嬉しい。 本を選ぶときは、どうしてもその時々で頭の中を占めていることに、 本の内容が現れてしまう。 今、私の頭の中

          いえごもり読書日記