平気寿命100歳?! 元気で暇な引退老人をどうにかしたい。というか、死んでしまう前にどうにかしろって言われた。
もう70歳を超える知人、めちゃめちゃ元気で正直うざい・・・w で、こんなことを言われて、真剣になんとかしてあげたいと思った。
おいアプリ屋よ、若い人向けのアプリばっかりでつまんねーよ。
引退した老人は暇だし寂しいんだよ。
ゴルフでたまに仲間と出掛けるくらいで、基本は家で一人だから、年寄り向けにアプリを作れ。
引退老人のアプリ市場を開拓しろ、儲かるだろ、作ってくれ、死ぬ前に。
最後の「死ぬ前に」が卑怯!!!w そして俺のことを「アプリ屋」と呼ぶのをやめていただきたい・・・。
現在、利用ユーザの18.1%が「25~34歳・女性」となっており、結婚や出産を契機に本アプリへの記録を開始するケースが最も多くなっています。また、次いで、定年退職を意識し始める「55~64歳・男性」が利用ユーザの11.8%となっており、人生を振り返るパーソナルツールとして、家族とのコミュニケーションツールとして、主に中間年齢層~高年齢層に受け入れられています。
既にnoteで書いてるが、この「自分史年表」を作成するキッカケは私の個人的な「巻物」大好きから出来たものだが、すぐさま高年齢層の需要があることが分かったので、方向転換して今の形になっている。
ストアの文章も当初は、「みんなも巻物ダイスキだろ? 作ろーぜゲヘヘ!」みたいな内容だったのだが、うちの女子大生インターンと女子エンジニアの意見であったより柔らかく幅広い世代に、家族の繋がりを取り戻すようなコンセプトで、特に高年齢層に受け入れられるように変えましょう、を100%採用して、今の私の当初の文章は影も形もない。
実際、利用ユーザの解析の通り、中間年齢層から高年齢層に支持されていて、冒頭のうざい爺さんにもこれは勧められて結果的に良かったと思っている。
でも、あくまでも「自分史年表」は、愛人との関係など黒歴史もあるだろうから、一人孤独に楽しむもの。引退老人の「寂しさ」を埋めるものではないと指摘された。
確かに、引退老人のマーケットを開拓できたらとんでもない成功をすると思う。だけど、65歳定年間近の人や、60歳のこれから定年を意識する人に話を聞いてみても、誰もが「その気持は分からない」という。自分にとってはまだ倍以上の年齢を重ねないとその年代には到達しない。本当に、ずっと考えているのだけど、まったくアイデアが思いつかない。
たまにニュースで見掛けるのだが、アプリが若年層向けになっているので、老人にはつまらないから、自分で作ってみた、という老人たち。これが最も近道な気がするんだけど、やっぱり、プログラミングを学ぶことから始めなければならないというのが、非常に大きなハードルになっている。
若い人ですらプログラミングを取得するには一苦労するのだし、向き不向きが如実に現れる分野だから、年寄りが年寄りに向けてアプリを作っていたら、やっぱり、その過程で死んじゃうと思う。完成せずに。
取り敢えず、「自分史年表」の活用方法を考えて伝えてみた。実践されるかは分からないけど。
「自分史年表」自体は、記録ツールでしかないから、それをどう活用するか、利用者次第。一番、高年齢層に受け入れられている活用方法は、昔のことを思い浮かべること、子どもや孫と話しながら昔を思い返すこと、だった。
これは確かにいいと思ってる。家族との、孫の世代ともコミュニケーションが取れるようになるから。また、逆のアプローチで、孫の世代がお婆ちゃんやお爺ちゃんと話がしたいからって「自分史年表」を勧めるケースもあった。
さらにここに、私からの提案を加えたのが、
「実際に思い出の地へ行ってみる」
ことだ。実際にそこに行けば思い出すこともあるだろうし、今は影も形もないかもしれない。その当時の仲間と会ってみて、思い出を語り合って、今、改めて当時のことをどう思うのか、過去の思いとそして今の思いを記すのも、紛れもなく「自分史年表」なんだと思う。
「自分史年表」をキッカケに、仲間と出掛けるようになって、今以上に元気に、生きてほしいと思う。そしてまた私に無茶を言ってほしいと思う。
皆さんは、なにかよいアイデアありますか?
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