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【本要約】あなたを推してくれる人はどこにいる?「推し活経済」

「推し活」が注目されている理由がわかれば、「推してくれる人」が出来るビジネスを作るコツがわかります。それは本書を読めばわかります。

こんにちは、けいごです。

読者さんは「推し」はいますか?
仕事柄、「推しがいると、人生が楽しくなる」という話を聞くことがあります。

しかし実際、「推し」が出来るまでのプロセスとか、一体どうなっているのか。それは不思議ですよね。

本気では、「推し活」のビジネスが一体どうなっているのか。それが解明できる本を紹介します。


推し活が重要視されている理由

日本における推し活費は、2020年度に400億円超となりました。18歳から24歳の推しを持つ人の34%が、1ヶ月に3万円以上を推し活へと投資しています。

ある調査では、「推し活費のために貯金などの金銭的な工夫をした」と答えた人の割合は「推しがいる」と答えた人の約8割に上りました。

つまり、「推し」が人々の消費において、大きな存在であることがわかります。

そのような中で、以下2点を知っておくことが将来なビジネスを考える上で重要です。

  • 人が「推しへの消費」を喜んで行う理由

  • 「推し」を取巻く様々なビジネスがヒットする理由

ファンと推しの違い

「ファン」と「推しのある人」は何がちがうのでしょうか?
本書ではこれらの違いとして、以下の基準を設けています、

  • 自発的行動量

  • 熱狂度

「推しがある人」はこの2つが高い状態です。それぞれ説明します。

自発的行動量とは、「好きな対象のために、どれだけ自分発信で行動しているか」ということです。
例えば、「推し」のためにコラボ商品を発売開始日に合わせて買いに行く、その人の本が出れば数冊買って知り合いに配る、「推し」のイメージカラーの洋服を買う、などです。

熱狂度とは、「好きのレベル」のことです。
例えば、対象のことを考える時間、使う時間が長ければ長いほど、「熱狂度」が高くなります。

一方でファンというのは、自分に余裕がある時に応援するような人です。書いたいと余った時に買い、時間がある時にSNSなどのコンテンツを楽しむ。とったイメージです。

「ファン」を「推し」に変えるには?

自社のサービスに対して、「推してくれる人」を得るためには、人々にとっての「重要度」を上げる必要があります。そして重要度を支える「自発的行動量」と「熱狂度」が大切です。

その上で、以下への導入をサポートする仕組みが必要になります。

「コア」⇔「サテライト」

コアとは、応援している対象のことです。例えばワンピースのルフィを応援していれば、ルフィがコアになります。
サテライトとは、応援している対象への導入と継続させるための二次的活動を指します。

「推し活ビジネス」では、コアとサテライトを行き来するシステムを構築していく必要があります。

何故スーパーの100円に渋る人が、推しへの1800円は喜んで払うのか

読者さんは、「コラボカフェ」はご存知でしょうか?
これは、アイドルやアニメとコラボしたカフェのことです。例えば、名探偵コナンとカフェがコラボした事例がありました。

ここでは、キャラクターをモチーフにしたメロンソーダが1000円、同じくキャラクターをモチーフにしたサンドイッチが1800円と高額。
しかし「推し活」では、そんなことは関係なくお金を払います。

何故このようなことが起きるのかというと、「希少性」にアプローチしているからです。
コラボカフェは期間限定なため、「これが終わったらもう食べれない」という感情にアプローチし、購買意欲を潜在的に高めています。

推しまでのステップ

推しになるまでには、段階があります。それは以下です。

①エクスプローラー
②アプリシエーター
③ファン
④推しアンバサダー

それぞれ簡単に説明すると、このようになります。

エクスプローラーは、「情報を探す人」です。
アプリシエーターは、「好感を待っている人」です。
ファンは、「愛着を持っている人」です。
推しアンバサダーは、「積極的な顧客」です。

先程説明した、サテライトを拡充するためには、それぞれの段階へ行こうさせるための仕掛けを作る必要があります。その方法は、以下です。

①エクスプローラーからアプリシエーターへ進化させる「価値観グループへの自分ごと化コンテンツづくり」
②アプリシエーターからファンへ進化させる「希少性のイミづくり」
③ファンから推しアンバサダーへ進化させる「楽しい体験づくりでの愛着づくり」
④推しアンバサダーを継続させる「コミュニティでの行動づくり」

価値観グループへの自分ごと化コンテンツづくり

エクスプローラーからアプリシエーターに移行させるためには、「人々へと情報をリーチさせること」です。
さらに、ここで重要なのは「全ての人に好かれようとしないこと」です。

ターゲットを絞り、「いかに人の印象に残る情報を作るか」を意識します。

どのような価値観を持った人やコミュニティに、アプローチするのか。

これを考えて情報を作りましょう。

希少性のイミづくり

アプリシエーターからファンへ移行させるには、「希少性」の施策を実施することです。

先の例で紹介した、名探偵コナンのコラボカフェでは、フードの名前にも拘り、ファンにしかわからない細かい仕掛けを散りばめました。

このように「個性的な情報」や、キャンペーン、イベントの提供により、特別な関係性を作り出すきっかけが出来ます。

それが、楽しさや学び、面白さを感じるきっかけとなり、「イミ」を持った内容を変化します。

③、④の説明は、、、
本書を読んで見てください!

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