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アスペルガー症候群との出会い

初めまして、花と申します。

私のことを簡単に紹介させてください。
私は、小さい頃から人見知りをしない、静かな子供でした。
周りに知らない不特定多数の大人がいても堂々と一人でぬいぐるみと遊んでいるし、お母さんがいないと泣くこともなかった。

その代わり、突然起こす癇癪は意味のわからないものだったし、
かっとなるとなぐりかかるような喧嘩も多いのに
よく「ボケーっとしている」「眠いの?」と言われたものでした。

小学生の間は「天才」「ガリ勉」と言われるほど、勉強だけをして100点ばかりとっていたけど、その代償に生活態度はひどいものでした。
ブランコがしたい欲望が抑えられず、大雨の中ブランコに走って行って先生に激怒されたこともあるし(なぜだかわかりませんでした)
休み時間になったと気づいて顔をあげると部屋に誰もいない、一人で廊下に座っているなんてことはざらにありました。

小さい頃から「変人」「奇人」「変わり者」扱いは当たり前
「天然」「不思議ちゃん」と呼ばれることが多かった私、
中学からはいじめられて不登校になり、その後はどこの学校に行っても、どんなコミュニティに入ってもいじめの対象でした。

いじめられなくても必ず嫌われて
周りからは「話が噛み合ってるのを見たことがない」と言われ
全くもって何故だかわからなかった。

22歳の時私は知人に
アーティストだから嫌われるのは仕方ないよ!」と言われました。

私はアーティストなのか、という気づきと
アーティストだからみんなと合わなくて仕方ないのか、という気づき
少し自分にアイデンティティが与えられたようで
浮世離れしているだけではないのだと安心感を抱いたことを覚えています。

そして24歳の時、母の運転する車に乗っていた時

母が会話の中で

知り合いの娘さんがアスペルガー症候群なんだって、でもお母さんはきょとんとしてて。娘さんがアスペルガーだって気づいてないのかな?

と言いました。

私が

アスペルガー症候群って何?

と聞くと、どうやら突然パニックを起こして家を飛び出したりする症状なのだそう、その後もずっと話を聞いているとあまりにも私の挙動と当てはまることばかり。

多分、ほぼ絶対に、私は『アスペルガー症候群』だし、母は私が『アスペルガー症候群』だって気づいてないよね。そのお母さんと同じでは?

というと、えっ?そうなの?と母は笑っていました。

私はその後、アスペルガー症候群について調べ、アスペルガー症候群は脳の障害で、遺伝性のものであることを学び、私の家族に該当の人間がいなければ私はアスペルガー症候群ではないだろうと思い、両親を思い浮かべると、父がまさにアスペルガー症候群そのものの性格をしていたことで
私は自分がアスペルガー症候群だと受け入れることにしました。


アスペルガー症候群の特徴、苦悩を様々な場所で読み始めてからは人生がすっと楽になりました。

個性的だ、個性的だ、と言われてきたけど、私だけじゃないじゃないか。
私たち(アスペルガー症候群)は皆同じような考え方をし、似たように機能する。私は一人じゃない。
」と心強くも感じました。
そしてついに、初めて自分のことを少し理解できたような、自分のことを文書化されて、その説明書を読んでいるような、そんな気持ちになりました。

無論、アスペルガー症候群だとわかったから生活に支障がないということはありません。
それから5年以上をかけて私はアスペルガー症候群の生きづらさ、そして共存する方法や心理を自分自身に問いかけて紐解いてきました。

そしてブログやツイッターを通して、色々な発達障害のかたと話をして、理解を深め、できる限り今ではアドバイスをしています。

よろしければご覧ください。

「アスペルガー症候群のわたしに聞いてみる」

https://asdgirlsdream.wordpress.com/
https://ameblo.jp/unconditionalpride/
https://twitter.com/asdgirlsdream


私は今でも誰かに何か言われれば、うっとして黙り込んで何も言わずに走って逃げることもあるし、攻撃をすることもあります。
しかしそれには必ず心理的な裏にはあり、言葉では説明しませんが、ゆっくり考えて思いついたことを文書にて説明します。

合理的に、アスペルガー症候群でも理解できるように、私たちの頭の中を少し共有したいと思います。

私の意見に影響されろとか、私の言うことが正しいなんてこともなければ
提携発達を非難するつもりも発達障害を擁護するつもりもない
医学的な知識に富んでいないため発達障害の仲間を助けることも実際にはできません。
私のできることは心理を合理的な説明にて共有することだけ。


参考までに、一アスペルガーの意見として聞いてください。
誰かのお役にたてれば幸いです。

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