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発達障害が理由で親から愛を受け取れなかった

私はいまだに愛というものがわかりません。

そもそも周りがなぜにいい人を見つけて結婚し、子供を産み、家を買うか。

それが当たり前のような社会構造になっているのか。

おそらく普通の家庭環境で育っていると、将来の青写真に仕事、結婚、子供、家購入のような人生設計ができると思うのですが、

発達障害だと、特に大人になってから発達障害の診断をうけたり、二次障害のうつ病等になる人は家族に発達障害の特性を馬鹿にされたり否定されたり、そもそも親自身も発達障害で人の気持ちを汲み取れない、共感できないという人間だったりします。

それだと愛というものがとても歪んでしまい、愛を知らないで済むならまだいいですが、歪んだ愛情でストーカーなどをしてしまう方もいます。

私はとある人に、愛されていることを自覚するにはどうしたらいいか、愛を学ぶには結局親から無償の愛情を受けなければならないのか?と聞いたことがあります。

その人曰く、自分自身も親に冷たくあしらわれていたが、恋愛映画、恋愛ドラマ、恋愛小説などをみて愛を学んだと言ってました。

正直なところそこで、そんなん作りものでしょ?そんなもの勉強にならないよ!?と反論したのですが、どうやらそのようなものは本当にあった恋愛の経験をもとに作られたものだそうで、たくさん見て愛されるときの行動はこれ、愛を伝えるときの行動はこれ、と知識をインプットすれば愛は勉強できるといわれました。

腑に落ちないですが、私は今この本を読んでいます。

この本は愛について具体的に書かれている本でわりとベストセラー的な位置にあるらしいですが、私は読みながら涙をぼろぼろ流してしまいました。

感情に訴える文章ではなく、論理的に言葉がつづられていますが、ほかのどんな本よりわかりやすいです。

私は頭で考えてしまうタイプなので、まずはこの本を読み切って、それから恋愛映画や小説を読んでみようと思っています。

私は特に恋人がほしいとか、そういうわけではありません。

ただ今まで付き合ってきた人から愛情を注がれたはずなのに愛と認識できずに受け取れなかった経験がおそらく山のようにあると思うのです。

それは失礼なことだ!

私はとても自分を責めてしまいました。せっかくお金で買えない愛というプレゼントを受け取れない状態なんて私は薄情な人間だと。

そしてとてもお世話になった人に愛を伝えたいのに気持ちも言葉も行動も、引き出しがあまりにも少なすぎて、いざというときにあふれ出る愛情を上手く伝えられないのではないかという不安にも襲われました。

正直愛を伝える、愛を受け取る相手は恋人でなくてもかまいません、女友達やお世話になった方、年上でも年下でも広い意味で少しでも愛情を注いでくれた相手に失礼のないようにしたいのです。

愛を知らないのは常識知らず。わたしはこの言葉を胸に刻み愛を貪欲的に学ぼうと思っています。

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