『トイレの花子さん』 (中高生たちの超短編小説 008)
ねぇ、トイレの花子さんって知ってる?
えーと、、学校の3階の前から3番目のドアを3回叩いたら、
「わたしのハンカチを知らない?」とドアの向こうから声が聞こえるんだって。
そしたら、3秒以内に逃げないとドアの向こう側に引きずり込まれちゃうんだって。
でも、あたしたちの学校は中から鍵を閉めないとドアが開いた状態になっているから、ドアを叩く機会がないんだよね。
もしかしたら、この学校では花子さんは出ないかもね。
ところで、、、わたしのハンカチを知らない?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?