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『一日の中での[あの時間]』 (中高生たちの超短編小説 007)

探究学習塾エイスクールの中高クラス「探究ラボ」に通う16名の中高生たちと4名のメンター・ファシリテーターが書いたオリジナルの『超短編小説(インスタント・フィクション)』を掲載しています。誰が書いたかわからない、ちょっと不思議な約400字の世界をお楽しみ下さい。感想(コメント)もお待ちしております。

今寒すぎて死にそう。

暖かそうな島なのに、

寒すぎて何もできない。

食欲もない。

もう、早くゆっくりしたい。

一日中戦いすぎて疲れた。

技も出せないくらい疲れた。

自分は何もしてないけど疲れた。

それでも、「あの時間」、

「あの時間」さえあれば、

僕たちは一瞬で復活する。

あのときの自分たちとは思えないくらい、

体力や思考力も回復する。

明日はまた別の島に行く。

あと3つの島を回らないといけない。

そしてとある化け物を取りに行く。

飛んだり、泳いだり、登ったりして、

とある場所に行く。

もしいなかったら、

別の地方に行く必要がある。

明日の予定をしっかり確認してから

最高の「あの時間」を過ごす。

仲間たちと共に。

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