世界中の子どもたちと探究!オンライン・メンターの楽しさと成長とは?(a.school MENTORSインタビュー)
探究学習塾エイスクール(a.school)オンライン通塾コースの現役メンター(【a.school MENTORS】といいます)として活躍中の、うっちー(鵜沢)とあんちゃん(望月)。今回は、以前のメンター仲間である私志立(あいちゃん)が2人にインタビューをし、【a.school MENTORS】の魅力ややりがいを聞きました。(本記事は2022年2月のインタビューに基づくものです。)
鵜沢晃太
横浜国立大学経営学部。// 3歳の誕生日にテレビゲームを選んだ生粋のゲーム好き。ゲームを楽しむ感覚で学習はできないのか?というような、ゲーミフィケーションの分野に興味がある。
望月あん
Hollins University (ホリンズ大学) BA Psychology。// エイスクールやハワイでのサマープログラムメンターをはじめ、ジャマイカ・フィジーの現地の小学校や幼稚園で授業をしたりと好きなことのためならどこへでも飛んでいく行動派。
自由なカリキュラムのもと、子どもたちと関わる楽しさ
志立(あい):今日はよろしくお願いします!まず、2人はどんな経緯で【a.school MENTORS】に参加することになったのですか?
望月(あん):2019年の夏に、大学の夏休みを有意義に使いたいと思っていたら、エイスクールでメンターをしたことのある知り合いのSNSで【a.school MENTORS】の募集を見つけたのがきっかけです。元々教育に興味があったので、応募してみようかなと思って始めたの。
最初に参加したのが2019年に開講した和キッズ・探究サマースクールという夏休みのプログラムで、そこから2年くらい空いてオンライン通塾コースのメンターになったんだよね。
志立(あい):そうだったんですね!2年ぶりにメンターをすることになったきっかけはなんでしたか?
望月(あん):2020年の冬にコロナが流行し始めて、その時私がちょうど新しい土地に引っ越したばかりだったから、人と話すことが恋しくなっていたんだよね。そんな時に、Facebookでエイスクールのメンター募集が目に止まって。2年前の和キッズがすごくいい経験になったから、またメンターをやりたいと思った。エイスクールに「オンラインでもできる仕事はありませんか?」って聞いたらオンライン通塾コースのメンター業務を紹介してもらったんだよね。
志立(あい):なるほど!そんな経緯があったんですね。うっちーは2年前にエイスクールのインタビューで「【a.school MENTORS】になった理由」について話してくれていましたよね。
志立(あい):その時キーワードとなっていたのが『ゲームと教育を掛け合わせて何かしたい』だったと思うのですが、それは今も変わりませんか?
鵜沢(うっちー):今も理想としてはあるけど、実際にゲームを作ったりはしてないかな。でも、エイスクールでは自分の理想にかなり近いことをやっているなという感じはします。授業に関わるなかで、ゲームと教育の掛け合わせに近いことはできているのかなと。
就活をした時も「”ゲームと教育を掛け合わせて何かしたい”ということを理想として、それに関連する仕事をしていきたい」と話していました。
志立(あい):エイスクールの取り組み自体に魅力を感じてメンターをしているんですね。それでいうと、あんちゃんは元々教育に興味があったということで、エイスクール以外の教育関連活動もしていると思いますが、そのような経験をふまえると、改めて【a.school MENTORS】の魅力ってなんだと思いますか?
望月(あん):やっぱりカリキュラムかな。他のプログラムに参加すると”教える立場”として子どもたちと接することが多いけど、エイスクールの場合は答えがない問いに対して生徒とメンターが対等な立場でたくさん会話しながら探究しているから、そういう自由度の高いカリキュラムみたいなものは他の活動とは違ったかなって思う。エイスクールは、(生徒の反応次第で)どう授業が進むのか予想つかないから、メンターも生徒と接しながら常に考えていく感じが楽しいし、難しい。
鵜沢(うっちー):僕は他の教育現場に関わったことがないので想像なんですけど、一般的な塾には答えがあって、それに至る過程で生徒が理解していないことを大人が教えるのだと思います。エイスクールはそうではなく、答えのないテーマを扱っているので、生徒のそれぞれの状況に合わせてアプローチを変えて、メンターが生徒の探究のための要素を与えていくんです。メンターも生徒と一緒に授業を楽しんでますし、インターンとしての責任はありつつも、単純に楽しいことが仕事になっている感覚ですね(笑)。
望月(あん):"仕事っぽさ"が強すぎないことがいいよね(笑)。授業前に講師やメンターと話すことも、授業の中で生徒と接することも純粋に楽しいって感じる。
志立(あい):わかります!メンターをするなかで楽しいと感じるポイントってたくさんありますよね。
鵜沢(うっちー):あとは、生徒それぞれの個性に触れられて、その思考の背景を知ることができることもすごく楽しいですね。それは、毎回の授業で強く感じています。
望月(あん):私も似てるな。年齢関係なくみんなのクリエイティブなところを表現できるテーマだと、メンターも生徒と一緒に考えて色々なことを発見できるし、純粋に「それいいね!」って感情になれることが楽しい。
(オンライン授業の様子)
志立(あい):そんな純粋な楽しさが、長くメンターを続けられる理由なんですね!
鵜沢(うっちー):うん。総じてエイスクールの居心地がすごく良いから続けてますかね(笑)。
望月(あん):私にとっては、服装とか髪色とかに寛容なところも居心地のよさの理由でもあるな。エイスクールは見た目でメンターを判断せずに、内面を見てくれている気がするし、他の教育のインターンをしてみようと思っても、見た目に関して不自由なところが多かった。エイスクールはメンターに対しても、個性を認めてくれる環境だよね。
オンラインでのメンタリングの良さと難しさ
志立(あい):ここからはオンライン通塾コースのメンター業務(以下、オンライン・メンター)について聞いていきたいと思います。2人がオンライン・メンターに挑戦し始めた時に感じたことはなんでしたか?
鵜沢(うっちー):勤務地が自由なのが神!(笑)
望月(あん):うん!通勤しなくていいから、それが本当にいいね!(笑)
鵜沢(うっちー):メンタリング以外の部分での「気楽さ」みたいなものはすごく感じましたね。それはオンラインの大きなメリットだと思います。逆に、リアルだと複数名が同時に話すことができるけど、オンラインだと1人ずつ順番にしか話せないのは、メンタリングをする上で難しかったです。
望月(あん):1人ずつしか話せないからこそ、効率的に時間を使わないと授業中に学びを深められない感じもしたな。あとは ”発言をするときに、誰に対して話しているか伝わらない” という、オンラインならではの課題もあった。だから最近は「うっちーはこう思ったんだ!」「あいちゃんはどうかな?」みたいに、誰に対しての発言か予め伝えるようにしているね。
鵜沢(うっちー):確かに、それは僕もめっちゃ意識しているな。
望月(あん):他にも、オンラインだと生徒の進捗確認がしにくいし。難しい部分はたくさんあったね。
志立(あい):そうですよね。私もオンライン・メンターを始めた時は、生徒との関係性の築き方に悩んでました。今、色々な難しさが挙がりましたが、それらに対して今はどのような工夫をしていますか?
鵜沢(うっちー):1人ずつしか話せないことに対してはグループの中でも暗黙の了解になっていて、発言をする時は手を挙げてメンターに指名してもらう雰囲気を作ったかな。生徒が同時に話した時も「おっけー。じゃあ最初〇〇に聞いて、次に△△に聞くね」みたいに、メンターが順番をコントロールできるようにしました。
望月(あんちゃん):画面越しに進捗確認をするには、時間をかけて生徒一人ひとりを理解して、丁寧に関係構築していくことが必要だった。最近は、メンターそれぞれが、生徒とのコミュニケーション方法を確立できているんじゃないかなと思ってます。
志立(あい):そのようなスキルはオンライン独特なものですよね。スキルを獲得するにあたって、メンター同士の関わりはありましたか?
鵜沢(うっちー):授業の後に振り返りの時間が設けられていて、そこで他のメンターがどんな工夫をしているか聞いたり、後輩メンターから先輩メンターに質問ができる時間があったりします。
志立(あい):メンターの間でも学び合いをしているんですね!
メンターの個性がチームの雰囲気に
志立(あい):オンライン・メンターを1年以上続けている2人ですが、これまでの経験をふまえて、成長したと思うことはなんですか?
鵜沢(うっちー):対応力が身についたかもしれないですね。瞬時に状況を理解して、素早く行動するみたいな。これはオンラインでもオフラインでもメンターをすると成長できる部分だと思うけれど。あんちゃんは夜ふかし力じゃないですか?(笑)
望月(あん):確かに。忍耐力かもしれないな(笑)。私は時差の関係で(※編集注:あんちゃんはアメリカ在住です)、深夜の2時とか3時とかからオンライン授業が始まるから、それに1年間参加できたのは成長だね。去年の5月からは昼に別の仕事も始めたから、ちょっとキツかったかな。でも、夜更かししてでもメンターを続けたいと思うくらい楽しかったし、夜更かしも慣れたな。
志立(あい):あんちゃん凄すぎますね・・・!驚きました。
鵜沢(うっちー):本当に頭が上がらないです笑。他にオンラインならではの成長でいうと、(生徒4-5名の)グループを1人で回す力はついたと思います。オンライン・メンターとオフライン・メンター、1番の違いは、オンラインの場合ブレイクアウトルームに分かれてからは完全に講師と遮断されることだと思うので。ワークの説明も自分でやることが多いので、適切に伝える力だったり、難易度を調整する力だったりはオフラインでメンターをしていた時と比較にならないくらい成長できたと思います。
望月(あん):事前にメンター用の資料に自分でスライドを追加したりもできるから、自分なりに考えて授業を作れると思う。この間うっちーと話していたんだけど、うっちーは子どもたちの意見にプラスアルファのアドバイスをするのが得意で、私は低学年の子と辛抱強く話をすることが得意だから、メンターによってメンタリングに個性がでるし、それぞれのグループに特色があるよね。
志立(あい):確かに。オフラインの授業だと講師がクラスの雰囲気を作る感じがするんですけど、オンラインはグループごとにメンターが雰囲気を作る感じですよね。オンライン・メンターのほうが子どもたちに与える影響が大きいからこそ、メンター自身の成長にも繋がりやすいのかもしれません。
(ブレイクアウトルームに分かれてワークをしている様子)
この記事を読んでいる人にメッセージ
志立(あい):最後に、エイスクールのオンライン・メンターに興味を持ってくれている人に一言お願いします!
鵜沢(うっちー):住んでいる場所柄オフラインでの授業に参加できないけどエイスクールに興味がある人や、授業進行など授業を作る裁量が大きい役割に挑戦したい人にはぜひやってみてほしいです。
望月(あん):ブレイクアウトルームを1人でみる分、責任は大きいですが、自分らしいグループを作ることができる”自由”も大きいので、自分の良いところを伸ばして活用したい人にとってはとても良い機会だと思います。色々なことが細かく決められていない環境の中で、自分で考えて動いていきたい人にはおすすめです。
志立(あい):ありがとうございました!
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