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「記憶」ではなく「好き」という引き出しをあけて
記憶するとはほんの少し違う場所。「好き」と思った瞬間が収納される場所。記憶力のない僕が制作の時に拠り所にする引き出し。勉強した理論もすぐに忘れてしまう、だから「好き」を数珠繋ぎで繋げていく事で曲を作ってきた感覚がある。時間は凄くかかる。忍耐勝負な所もあるし「好き」の引き出しが枯渇するとたちまち停滞する。大変です。でも自覚してる分インプットは意識してやってるし苦にもならずむしろ楽しくやってる。Spo
もっとみる自分とギターの相性によって弾き語りの実力は決まる
ギターと声には相性がある。良い音が鳴ると言われてるギターでも自分の声の倍音や声質とぶつかればすごく歌いにくいギターだし、安物で鳴らなくても何故か歌いやすいギターもある。あとネックの太さ。手が小さい人がネックの太いギターを弾くと神経が指にもっていかれる。その分肩に力が入り 歌に注ぐ力が削がれてしまう。弾き語りをやる上での良いギターは値段や質ではなく自分の歌声や体とどう共鳴してくれるかが大事だなって最
もっとみる映画「はちどり」の素晴らしさをある視点からとても手短に
車の音、自転車の音、子供達が遊ぶ声、当たり前のように部屋に入り込んでくる近所の営みの音が凄く丁寧に描かれてる。そして物語りの終盤、主人公が車で向かったあの場所には一切営みの音は聞こえてこなかった。当たり前にあった日常の尊さがそこには重たいくらい無音で語られてました。映画みて久しぶりに号泣でした。語られるべきポイントはそこではないかもしれない。でも自分の受け止め方、いろんな方の考察や感想もふくめ深く
もっとみる散歩という人生の本番
何かに煮詰まったり不安に駆られた時、気分をリフレッシュさせるたびに散歩にでかける。そしたらたまたま天気が良くて気持ち良いし新しく買ったイヤホンの音質が超良くてそれで聴いた音楽が凄く心や体に響いてきてなんとも言えない多幸感につつまれる。そんな経験をするたびに人生の本番がわからなくなる。煮詰まってた案件の対処方法が浮かぶ瞬間ではなく散歩中に感じた多幸感こそが人生の喜びなのかも!って。気分もなんとなく軽
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