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【ブックサンタ】小学生男子へのプレゼントにオススメの本3冊。

ブックサンタというプロジェクトがある。

私は昨年noteを読んでいて、どなたかの記事で知った。
今年もチラホラとブックサンタの記事を見かけるようになった。

ブックサンタは「様々な事情で大変な境遇にいる子どもたちへ、本をプレゼントしよう!」というプロジェクトです。全国のNPOと書店が連携して、あなたが選んだ本を、クリスマスや誕生日のプレゼントとして子どもたちに届けます。

「ブックサンタ2023」に参加した人向けのチラシから

昨年は「へぇ~。こんな取り組みがあるんだぁ」と思っているうちに、すっかり忘れてしまった。
今年、noteでブックサンタに参加した方々の記事をお見かけして、「今度こそ!」と鼻息も荒く本屋を歩き回った。

本屋に貼ってあったポスターによると、小さい子向けの絵本がよく選ばれているらしい。
ということは、大きい子向けの本が不足しているということだ。
実際、ポスターにもそのように書いてある。
つまり、大きい子向けの本が欲しい、ということだな。

マカセロ!
本好きの血が騒ぐぜ。

最初は息子が小学校高学年くらいで夢中になった、海外の物語シリーズにしようかと思った。
しかし本屋で見つからない。
検索機で調べてみても、在庫が一冊もない。

しかたないので改めてネットで調べたり、これまでに本屋で見たあれこれを思い出したりしながら、候補を3つに絞った。

いずれも男子小学生向けとしてオススメ。
息子しかいないので最近の本は男子用しか分からなかった。

ブックサンタは、クリスマスや誕生日に本をプレゼントする。
そして相手はどんな性格の子か分からない。
でもおそらく性別くらいは事務局の人が考慮してくれるだろう。

・・・という風に考えて選んだ3冊。


実際に選んだ本は「カッコよくなりたい」。


たまたま訪れた本屋の在庫がこれしかなかった。
でもこの本は2冊置いてあった。
売れ行き良いのかな。

ファッション的な意味でのカッコよさ、ではなく。
クラスで「あいつ、ちょっとカッコいいよな」って認められるためのアドバイス集、のような感じ。
たとえば「速く走れる、正しい走り方」の解説とか。
「学校でトイレに行くのはちっとも汚いことじゃない」とか。

イケてないほうの子でも、ちょっと自信をつけられるようなあれこれがつまっている。

「カッコよくなりたい」なんて本を、自分から「買ってほしい」と言える子はたぶんそこまで必要としないと思う。
小学生男子用のライフハック。
欲しいと言えないけど中身が気になる、という子にこそプレゼントしたい1冊。

しかし私のイチオシは「ドラゴンの飼い方」。


小学生男子にドラゴンは絶大な人気がある。
もちろん好きでない子もいるだろうけど、7~8割の子にはウケる。

ちなみに我が家の男たち(ダンナと息子)に確認したら、やはりこの本が一番オススメだった。

「ドラゴンの飼い方」というタイトルではあるが、表紙をよく見ると分かるように、それ以外の幻獣もいろいろ出てくる。
「ユニコーン」や「白虎」、それに「かまいたち」まで。

このシリーズはドラゴンの他に古生物とか恐竜もあって、そちらも面白そう。

最後は「ヤバい科学図鑑」。


「ヤバい」という単語が「とっつきやすさ」を演出しているかと思って。
そして理科離れをなんとか食い止めたいという思いもあって。

これには個人的な事情があって…。
息子が高校でぜひ「地学」を学びたいと思ったが、近隣には「地学」を学べる高校が一校しかなかった。
そこを受験して合格。
それなのに『選択科目である「地学」は、選択希望者が5人以上集まらなかったため、本年度は開講しません』と言われてしまった。
理科の人気のなさ、そしてなかでも地学の人気のなさがハッキリ分かった事件だった。

ひとりごと。

中身はたとえば「もしも月がなかったら?」とか「もしも生身で宇宙に放り出されたら?」のような感じ。

そういえば確かにどうなんだろう?というような疑問と、その回答が用意されている。
ひとつひとつが短い読み物として完結するので、長い本を読むのが得意じゃない子でも大丈夫。

ブックサンタになるのに手続きはいらない。


「ブックサンタのプロジェクトに参加している本屋」で本を選び、レジに持って行って「ブックサンタに参加します」と声をかけるだけ。

あとは普通にお会計をすれば終わり。
チラシと記念のステッカーをもらって、店員さんの声を背に店を出る。
「ありがとうございました。大切にお預かりします!」

最後の一言に、不覚にもウルッときた。
もしや私も年なんだろうか。


#ブックサンタ

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