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よしなしごと

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長めエッセイ。 日々思うことを、ちょっと立ち止まってつらつらと書きます。
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#転勤

転勤生活と子どもたちの変化

転勤生活と子どもたちの変化

この地に来て、1年と8ヶ月が経った。

もう少しで、かの地に戻ることになる。

この結論を出すまでには、それなりに葛藤があった。

不確定な任期まず、夫の任期は、ほぼ2年だろうと思われた。
前任者の任期や慣例等々からの推測ではあったが。

2年目を迎える去年の夏前、私は辞令が出るのをいまかいまかと待っていた。

ところが、連絡がない。

待てど暮らせど、連絡がない。

オヤオヤ??と思っているうち

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単身赴任を命じる会社は画面付きアレクサを支給すべき。

単身赴任を命じる会社は画面付きアレクサを支給すべき。

単身赴任&フルワンオペ生活も半年が経過。
終わりが近づいてきたいま改めて思うことは、掲題の通り。

アレクサを導入することを思いついた自分を褒め倒したい勢いである。

Echo show10 × Echo show8夫が単身赴任するにあたって導入したのはAmazon echo show 10。赴任先には、ひと回り小さいecho show8を設置した。

型が違うのは、何のことはない、プライムセール

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遠距離家族・始

遠距離家族・始

7月、夫の旅立ちが近づいた。

長女はやや不安定になり、母の胸元を涙と鼻水で何度も濡らした。前々日くらいからは特に顕著だったと思う。

次女は母的にはあまり変化がないように見えた。まだピンと来てないのかなと思っていたが、母の元に来なかっただけで、夫に直接「行かないで…」とストレートに言っていたらしい。

不安を母にぶつける長女と父に直接ぶつける次女。
それぞれの過ごし方だった。

前夜そうして迎え

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遠距離家族・序。

遠距離家族・序。

内々にとはいえ夫の転勤が本決まりになった頃、問題になったのは

父の単身赴任とその後の転校を子どもにいつ言うか

である。

夫が単身赴任でのワンオペ経験のある友人に相談したりあれこれ悩んだりした結果、赴任ひと月前、ということになった。

ちょうど正式な辞令が出たのもその頃である。

▼夫の転勤話が来たときの葛藤などはこちら。

子どもへの告知夫と選んだのは、土曜の午後。コロナでだいぶ縮小された長

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遠距離家族・序の序。

遠距離家族・序の序。

夫の転勤が決まった。

1年ほど前にもチラッと話が出たが、
その時は都内だった。
対して、今回は片道5時間超である。

単身or帯同。
Dead or Dead。

我が家にとって大きな問題は、ふたつある。

卒園まではひとつは、次女が年長なことだ。

そして、通う幼稚園が、
年長さんへの憧れを育てて育てて、
少しずつ準備をして年長を迎える方法を取っていることだ。

「年長になったらあれやるの」

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角煮に負けた夜

角煮に負けた夜

この春はどうにも不安定だ。

変化を好まない私に、怒涛のように変化が襲いかかった。ようやく大波を越えたと思ったら、なんと第二波があった。しかもメンタルを抉る系の、より大きな波である。

いまはといえば、奔流にのまれてのまれて、ようやく浮上して息を整えた感じ。大の字でひたすら浮いている。脳内は、目まぐるしく動いたり急に全ての回路を遮断したりしており、壊れかけのRADIO状態である。

ほんとの幸せっ

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