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こころのSOS 知っておいてほしい。苦しまないで。

メンタルヘルスの不調に悩まされている人は多い。それを実感したのは早期離職を繰り返し、多くの人に助けられながらようやく安定して就労ができるようになった30代になってからでした。私の経験を基に精神疾患を抱きながらも生きていく方法について綴っていきます。

《キーワード》

カウンセリング、心療内科、精神科、ソーシャルサポートセンター、PSW(精神保健福祉士)、障害者手帳、障害者基礎年金、就労移行施設、障害者雇用

《体験記》

1.授業を受けられない。眠れない日々。カウンセリングと心療内科の扉を開く

私は高専を卒業して大学に編入後に授業を受けられなくなりました。常に悪口を言われている。眠れない。生きているのが辛い。高専時代から予兆はありましたがどこに行けばいいかわからず当時は毎日泣きながら学校に通い、なんとか卒業しました。編入後はたまたま目に入った健康管理センターのポスターを見て、救いを求めて大学の健康管理センターに駆け込みました。カウンセラーから心療内科を紹介されて統合失調症と診断を受けました。毎週カウンセリングと通院、精神安定剤と睡眠薬の服薬を続けながら大学を卒業しました。

2.ソーシャルサポートセンターとの出会い。PSWによる支援<障害者手帳、障害者年金、自立支援医療、障害者雇用>

大学卒業後、技術職に就くもミスマッチのため早期離職を繰り返しました。高専、大学工学部ならば技術職ではなければならない。そんな思いで自分で自分を苦しめていました。定職に就けず、日雇いアルバイトとして生活をしていた時に当時の彼氏の紹介でソーシャルサポートセンターの存在を知りました。
ソーシャルサポートセンターのPSWさんによって私の人生の立て直しが行われました。まず行ったことは障害者手帳と障害者年金、自立支援医療の申請でした。私は学生時代に国民年金を学生特例制度を使っていたのと精神科の初診が20歳以上だったので障害者年金の手続きはスムーズにできました。一ヶ月6.5万円の収入と精神科の診察および薬代の1割負担は大変ありがたかったです。
障害者手帳を取得した後に障害者就労移行施設に通いました。半年かけてパート採用で情報システム課の部内事務職に就職できました。その会社では2年間の間社会人としての基礎を学ばせていただきました。その後、発達障害の専門の就労移行施設の支援を受け、現在の会社に障害者雇用で事務職として勤め続けています。

《追記》

・カウンセリング

カウンセリングは大学の施設では無料でした。社会人になってからも精神科の主治医のすすめでカウンセングを受けていますが一回50分で9,000円かかっています。一時期、金銭面で辛く中断していましたが病気が悪化してしまったため再開しました。こんがらがった思考を解きほぐしてもらっています。

・心療内科+精神科

受診するまではどこか怖そうなイメージがありましたが病院内はゆったりとしたクラシックが流れる暖かで清潔な雰囲気でした。

医師は穏やかな方が多いです。女医さんも多いです。初診の医師が主治医になりました。診察は5分から長くて30分です。

診察は完全予約制です。初診は電話で予約をします。比較的長期間通うためアクセスの良さも考えたほうが良いです。(私は学生時代は通学定期範囲内、現在は電車で20分の病院に通っています。)病院によっては混雑のため新患を断っていることもあります・・・。

通院の頻度は体調によって左右されます。私の場合は体調が悪い時は一週間に一回。通常は2週間に一回。体調が良い時は3週間に一回です。

私が通っている病院は精神科の医師と就労移行施設のPSWがつながっているのがありがたいです。就労移行施設のPSWと職場の上司が連携しているので多方向から支援を受けることが出来ています。

薬局は病院の近くに御用達とも言えるところに落ち着きました。御用達の薬局のほうが自立支援や処方箋のミスにも即座に対応してくれるので楽です。私は薬の管理が苦手だったので分包にしてもらっていました。

・PSW

精神病ならびに精神障害者についての支援はPSWさんが窓口になります。PSWさんは行政関係の手続きを始めとしてヘルパーさんや障害者就労、支援施設の紹介など多岐にわたってサポートしてくださります。


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